全て偽物
全て偽物
僕の目がおかしいのかな。
この世にある物、者。
直視出来ない。
偽物にみえて直視出来ない。
花ばかりみていた。
1枚1枚の花びらを数えていたのか、。雄しべ雌しべなのか、花粉なのか、
ロウバイの季節にまるで蝋で出来た花だなーっとか、。
ドウダンツツジが紅葉して居るとか。
そしたら、そんな事やっているうちに、自分の偽者がいる。
あの子と笑顔で笑い合っている。
偽の僕。僕は、。ここで咲いてる。
直視出来ない。僕の影だったやつ。
花は、季節を告げる役回り。
ただ、本物であるべきで、
何かを、告げる僕は。
告げるタイミングも無いまま。
まだ、咲きつづけて居る。
偽者には、。なりたくないからさ。
花は、季節を告げる役回り。
僕の気持ちは、告げるタイミングを逃した。偽者を偽だと言わずに。ああ、あの時、手放したのか。僕の影。
ただ、花をみてる。
季節を感じて生きている。
偽者は、。偽物は、。
生産され。代わりができる。
僕は、。煌々と照らす日差しの下で咲く。影無き、咲き誇る。