他人への興味
中学や高校時代の同級生と久しぶりに会うと、必ずと言って良いほど「孫」の話になります。
私には孫はまだいませんし、友人達の子どもが何歳なのか?名前は?男か女か?といったことも覚えていないのですから、孫に至っては全く話について行けません…。
友人の子どもがどんな学校を受験したのかや、今どんな仕事をしているのかなど、何度聞いても忘れてしまうのです。
自分で言うのも変ですが、記憶力には自信があるのです。
でもそれは必要な事だったり、興味のある事だからこそ覚えるのであって、他人の子どもや孫の事には一切興味がありません。ですから覚えようとも思わないのです。
どの家族にもそれぞれの人生はありますし、孫が出来れば嬉しいでしょうし、生き甲斐でしょう。でも他人にとっては所詮関係ないことなのです。
話は変わりますが、私は60歳になったのを機に年賀状を出す習慣をやめました。今からもう5年前のことになります。
「今年で最後にします」と一言断りの文を年賀状に添えて出したのです。
はがきの隅に、電話番号やメール、ラインをやっていることも添えました。
夫の方は色々都合もあるので職場の人には出しています。
そして私の親戚や仕事関係でも夫婦連名の年賀状を何通か出しています。
でも私個人の友人には年賀状はもう出していません。
それなのに今だに「孫」の写真入りで年賀状をくれる方もいてちょっと困ります。 あなたが思っているほど、他人はあなたとあなたの子供や孫の人生に興味はないということに思いを致して欲しいです。
私はまだしも、独身の友人や離婚している友人もいるわけですからね。
それとも、他人の喜びを素直に喜べない私がいけないの?
今現在では友人との繋がりは年賀状よりも、LINEなどのSNSを使っています。やっとクラス会などをきっかけにLINEを始める人が増えてきました。
LINEやinstagramのおかげでほぼ9割の友人との繋がりをキープできています。
それに近隣に住んでいる友人とは実際に会ったりランチする事もよくあります。
形骸化した一年越しの安否確認の年賀状よりも、「今」「ここ」でリアルタイムに会いたい人に会うという方が人生の終わりに近い私には大切な事なのです。