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面倒臭い

「面倒な事ほど自分でやりなさい」祖父はいつもそう言っていました。

そして、「他人に頼んだら結果はどうあれ、文句を言ってはいけない」とも。

例えば家にいる時に自分がこたつに入っていて動きたくない。けれども仕事で必要な本を取って欲しい。
そこで子どもに「そこの本を取って」と頼むとします。
子どもが「どの本?」と聞きます。
「そこの青い表紙のだよ」
「違う違う、右の分厚い方のだよ!」
「そっちじゃなくて経済って書いてある方」
「あー、まだ経済って漢字習ってないか…。」
と、結局は自分で取りに行くことになるということも…。

仕事でも同じです。
自分では簡単にできるし、毎回 ほんの1時間も有れば終わる仕事だからと見積書作りを新入社員に頼んだとします。

ところが、新入社員にはまずPCのどのフォルダーのどのファイルを使うのか教えるところから始まります。
日付はどうするのか?見積もりの単位はどうなのか?と、一から教えなくてはなりません。
そして仕上がってみたら、見積もる品物そのものの品番が違っていた!
で、結局は上司に謝って作り直す羽目になる。なんてこともあります。

要するに、面倒なことほど自分でやった方が早いし、例え間違えても自分のせいですから諦めもつきます。

新入社員や子どもに頼んだなら、とことん教える。その上で間違えても、頼んだ自分の責任と考えて、相手に文句は言うな。と言うことですね。

でもついつい、頼んでしまいますよね、
「ちょっとそこのファイル取って」とかね。


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