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絶滅危惧種は救うべきなの?

人類が地球上に現れたのは20万年前と言われています。

気が遠くなるほど昔…かというと、地球が生まれたのが46億年前なので、つい最近とも言えますよね。

生命が誕生し、海から陸へと移動し、進化や絶滅を繰り返してきたからこそ今の私たちが存在するそうです。

考古学を専攻していた私が実際に発掘作業をしたのはほとんどが古墳時代前後の遺跡でした。
関東ローム層の下に埋まっていたのはご先祖様たちの生きた証でした。
それでも、私は地球の46億年の地層を全て掘り返したわけでは無いのです。 
たくさんの命が生まれては消えてその上に地層が積み重なり、その上で私たちは生活しています。

日本には100万年前までアケボノゾウやナウマンゾウなどの象がたくさんいたとか。
気候変動や植生の変化、人間が狩りをして食べてしまった、などなどいろいな原因があって、日本の象は絶滅してしまったのでしょうね。

だからといって、今の時代に象があちこちにいたらそれはそれで農業や都市の生活の妨げになってしまったかも知れません。

人間だって、お互いに殺し合ったり環境ホルモンの影響で、男性の生殖能力が低下したり、子育て支援をいくらしても、いずれは絶滅してしまうのかも知れません。

地球規模で考えると、今までに絶滅した動物全てが「人間のせい」で絶滅したわけでもないし、地球誕生以来ずっと「気候変動」は起きているのです。

人間は知恵のお陰で「冷暖房」などを使って昔では考えられないような猛暑にも対応して生き続けることができます。
でも、気温が40度を超えると流石に屋外で活動すること自体が難しくなります。
既に今年のインドの猛暑は、人間の限界を超えると言われ、労働すること自体が無理になっているそうです。

猛暑や記録的な豪雨など、気候変動は日本にも起きています。それは地球誕生から何度も繰り返されてきたこと。

将来どんな生物が生き残るのか?
人間は地上で暮らせるのか?
昔の空想小説のように「地底都市」に暮らすようになるのか?
はたまた、地球を脱出するのか?

いくら私が心配しても、私は体験するまで生きていることはできないのです。

ましてや、他の動物がどう環境変化に対応していくのか?
どんな動物が生き残る為の進化をするのか?
どんな動物が対応出来ずに滅んでいくのか?
そんな事まで心配している余裕はありません。
人間だって動物の中の一種類に過ぎないのですから。

だから、私は心配する事をやめました。

今、心地良く幸せに生きる事に全力を注ぐ。もちろん、地球をなるべく汚さない様に暮らす。
そんな生き方をしたいと思うのです。

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