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海沿いの道を行く ~四国遍路日記 8日目~


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今日は南天のおばちゃんが鯖大師の前まで送ってくれるそうだ。


昨日一緒に泊まったおじさん、「一緒に歩かないか?」と度々言ってきた。

「ただ、一緒に歩くなら1時間おきにその辺でするけど」とも言っていた。
その時から、南天のおばあちゃんが少し先まで送ることを提案してくれた。

その際に、「コンビニでトイレを借りる時、買い物をするのか否か」というお話になった。


おじさんを見送った後、車に乗った。
少し雨が降っていた。

南天のおばあちゃんはめちゃくちゃ運転が上手だった。
とても80代とは思えない。


遍路では元気な高齢者によく遭遇する。

鯖大師に着いた


せっかくなので、鯖大師にお参りしようと思い、近くにあったお堂にお参りしてみた。

馬頭観音の仏像があった。

右手に馬頭観音のお堂、左側に宿坊が見える。


私はこの馬頭観音が鯖大師のメインだと思っていたが、後に本堂は別の場所にあることが発覚する。

鯖大師の宿坊はご飯が美味しいと、これまで出会ったお遍路さんが度々言っていたが、現在はやっていないらしい。

鯖大師へんろ会館は令和4年10月31日を以って閉館致しました。

長い間のご愛顧ありがとうございました。

宿泊施設|四国別格霊場 第四番札所 鯖大師本坊 (sabadaishihonbou.jp)

ホームページにも、このように記載されていた。


気を取り直して出発!

国道沿いを進む
海が見える
歩道が広い
トビらしき鳥が飛んでいる
南阿波ピクニック公園の案内版


鯖大師まで送ってもらったし、時間に余裕があるだろうってことで、海沿いを歩いてみることにした。

ピクニック公園、いってみよう!

一気に森っぽい
海がすぐ近く
木のトンネル出現
神社の鳥居現る

この後、すこし登る。

登りきるとお堂があった。
「蛇王神社」と書かれていた。

この真っ正面にお堂がある。

お堂の正面に遍路マークのベンチがあるという謎配置。

流石にお堂を直接撮るのはやめておいた。


しばらく歩くと少し見晴らしのいいところに出た。

公園の遊具らしきものが見える
すぐ近くに休憩小屋

国道沿いルートと合流するまで、まだ道のりは長い。

川沿いのみち
水鳥がいっぱい
草原?
ピクニック公園に入って1時間ちょい
道が広くなってきた

ここから更に1時間後……。

やっと海部エリアに入る。


少々寂れた町っぽい雰囲気がある。

本日のお昼はここ

店に入ったら、昨日の宿南天でご一緒した65歳のおじさんが居た。

またまた「一緒に歩かないか?」と誘われたが、先に行かせた。

これで800円!


定食屋を後にし、室戸岬の方向へ進む。

あのおじさんと遭遇しないように、すこーしペースを落として。


ちなみに、海部町エリアには逆ヒッチハイクをしている人がいるらしい。

国道55号を行く
急カーブ

歩いていると、目の前に車が止まった。

現れたのは若めのお兄さん。

私にビニール袋を渡して去っていった。

お兄さんが去った後、その場で撮影。
お菓子とポカリスエットのお接待だった

これまでお接待をしてきた人は高齢者が多かったので、すこーしびっくりした。

道の駅宍喰温泉に来た。温泉でもあるのだろうか?
トイレを借りに来たら、ジオラマがあった。

道の駅を出ても、あいにくの天気が続く。

トビらしき鳥が並んでいた
高知県に入った
高知県名物? 津波避難タワー
もちろん、海は近い。
本日の宿に到着

生見海岸はサーファーにとって有名なエリアらしく、どことなく湘南に近い雰囲気が漂っていた。

事前情報でも、サーファーのシーズンとお遍路のシーズンが被ると宿難民になりやすいと目にしたことがある。

遍路体験記の中には、宿難民になってしまい、その辺の民家に泊まらせていただいた話や、居酒屋の居間で寝た話が出てくることがある。

すだち庵でも、「薬王寺を越えたら、室戸岬までの宿を先に取っておいたほうがいい」と言われていた。

尚、私が遍路をしたのは12月だったので、宿には困らなったが。


今回の宿はサーファー御用達感のある宿だった。
てか、同泊者は若いサーファーしか居なかった。

なんか若い女性のお遍路さんが相当珍しかったらしく、宿のおばあちゃんと話し込んでしまった。


◇プランニング◇
宿南天→民宿とさ

☆本日の歩数☆

37586歩

*かかった金額*

食料 382
定食 800

宿 6000 (夕食朝食付き 民宿とさ)
学割 -1000

計 6182円


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