海沿いの道を行く ~四国遍路日記 8日目~
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今日は南天のおばちゃんが鯖大師の前まで送ってくれるそうだ。
昨日一緒に泊まったおじさん、「一緒に歩かないか?」と度々言ってきた。
「ただ、一緒に歩くなら1時間おきにその辺でするけど」とも言っていた。
その時から、南天のおばあちゃんが少し先まで送ることを提案してくれた。
その際に、「コンビニでトイレを借りる時、買い物をするのか否か」というお話になった。
おじさんを見送った後、車に乗った。
少し雨が降っていた。
南天のおばあちゃんはめちゃくちゃ運転が上手だった。
とても80代とは思えない。
遍路では元気な高齢者によく遭遇する。
せっかくなので、鯖大師にお参りしようと思い、近くにあったお堂にお参りしてみた。
馬頭観音の仏像があった。
私はこの馬頭観音が鯖大師のメインだと思っていたが、後に本堂は別の場所にあることが発覚する。
鯖大師の宿坊はご飯が美味しいと、これまで出会ったお遍路さんが度々言っていたが、現在はやっていないらしい。
ホームページにも、このように記載されていた。
気を取り直して出発!
鯖大師まで送ってもらったし、時間に余裕があるだろうってことで、海沿いを歩いてみることにした。
ピクニック公園、いってみよう!
この後、すこし登る。
登りきるとお堂があった。
「蛇王神社」と書かれていた。
お堂の正面に遍路マークのベンチがあるという謎配置。
流石にお堂を直接撮るのはやめておいた。
しばらく歩くと少し見晴らしのいいところに出た。
国道沿いルートと合流するまで、まだ道のりは長い。
ここから更に1時間後……。
少々寂れた町っぽい雰囲気がある。
店に入ったら、昨日の宿南天でご一緒した65歳のおじさんが居た。
またまた「一緒に歩かないか?」と誘われたが、先に行かせた。
定食屋を後にし、室戸岬の方向へ進む。
あのおじさんと遭遇しないように、すこーしペースを落として。
ちなみに、海部町エリアには逆ヒッチハイクをしている人がいるらしい。
歩いていると、目の前に車が止まった。
現れたのは若めのお兄さん。
私にビニール袋を渡して去っていった。
これまでお接待をしてきた人は高齢者が多かったので、すこーしびっくりした。
道の駅を出ても、あいにくの天気が続く。
生見海岸はサーファーにとって有名なエリアらしく、どことなく湘南に近い雰囲気が漂っていた。
事前情報でも、サーファーのシーズンとお遍路のシーズンが被ると宿難民になりやすいと目にしたことがある。
遍路体験記の中には、宿難民になってしまい、その辺の民家に泊まらせていただいた話や、居酒屋の居間で寝た話が出てくることがある。
すだち庵でも、「薬王寺を越えたら、室戸岬までの宿を先に取っておいたほうがいい」と言われていた。
尚、私が遍路をしたのは12月だったので、宿には困らなったが。
今回の宿はサーファー御用達感のある宿だった。
てか、同泊者は若いサーファーしか居なかった。
なんか若い女性のお遍路さんが相当珍しかったらしく、宿のおばあちゃんと話し込んでしまった。
◇プランニング◇
宿南天→民宿とさ
☆本日の歩数☆
37586歩
*かかった金額*
食料 382
定食 800
宿 6000 (夕食朝食付き 民宿とさ)
学割 -1000
計 6182円
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