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悪魔との戦い

[エペソ人への手紙 6:10,11,12]

終わりに言います。主にあって、その大能の力によって強められなさい。悪魔の策略に対して堅く立つことができるように、神のすべての武具を身に着けなさい。私たちの格闘は血肉に対するものではなく、支配、力、この暗闇の世界の支配者たち、また天上にいるもろもろの悪霊に対するものです。

今日の聖書箇所
エペソ6:10〜17

今日もエペソ書から恵みをいただいていきましょう。

使徒パウロは最後に霊的な戦いについて教えます。最後に教えること、それは最も大切なこと、重要なことだと言うことです。教会と聖徒にとって霊的な戦いを知りそれに勝利できるかどうかは永遠の運命を分ける最も重要なことなのです。

信仰生活というのは春の穏やかな日に平坦な道を歩くようなものではありません。それは毎日、霊的に生きるか死ぬかをかけた戦いの日々なのです。その戦いが終わるのはイエス様が再びこの地に来られ戦いに勝利してきた者たちが天に引き上げらる携挙の時か、私たちの地上の生涯の終わりの日、魂の時です。

悪魔はすでにイエス・キリストの十字架と復活によって敗北していますが、だからと言っておとなしくしているわけではなく、自分が永遠に滅ぼされる最後の日まで一人でも多くの魂を自分と道連れに滅ぼすために24時間365日、夜も昼も何とか人々を惑わして罪を犯させ神から引き離そうと働いているのです。どこまでも邪悪で絶対に侮れない恐ろしい敵なのです。

アダム以来、人間を騙し続け、倒し続けているこの敵に勝利するためには人間のどんな力も役に立ちません。ただ主の大能の力によってのみ対抗できるようになるのです。そのように強められるためには祈りを通して霊の力をいただいていくしかありません。

霊的な力がなければどれだけ優れた武具も何も使いこなすことはできないからです。霊的な力がついた時、初めて霊的な武具を用いることもできるようになります。

[エペソ人への手紙 6:14,15]

そして、堅く立ちなさい。腰には真理の帯を締め、胸には正義の胸当てを着け、
足には平和の福音の備えをはきなさい。

まず堅く立つのです。戦いがあることをしっかりと認識し、主によって勝利するために戦うことを覚悟しなければなりません。最初から戦う意志もなく、勝利したいという願いもなければ最初から負けるしかないのです。

真理の帯を締めます。悪魔は最初からの詐欺師なのでその偽りを真理によって見分けるのです。神は愛だから悪魔も地獄も裁きもない、みんな愛されている神の子だから仲良くしていけば世界は平和になる・・・そんな肉を喜ばせる惑わしに騙されないためには真理の帯をいつも締め直していかなければなりません。

またお前の罪は決して赦されないと責め続ける悪魔に対してはキリストによる義の胸当てをしっかりとつけ、またいつでも罪の赦しを与える平和の福音をまず自分に語り、人々に語れるようにしていくのです。

[エペソ人への手紙 6:16]

これらすべての上に、信仰の盾を取りなさい。それによって、悪い者が放つ火矢をすべて消すことができます。

悪魔は毎日恐れ、不安、疑い、怒り、妬み、不信仰などのあらゆる火矢を放って私たちの心をボロボロにしてくるので、いつも神とその約束への信頼という盾でそれを消すのです。

[エペソ人への手紙 6:17]

救いのかぶとをかぶり、御霊の剣、すなわち神のことばを取りなさい。

悪魔は救いをご利益に変えてしまいます。ご利益がなければ信仰したって意味がないと惑わしてくるので、罪から死から呪いから永遠の地獄から救われて天の御国と永遠のいのちが救いの目的であることをいつも思い出さなければなりません。

そして悪魔はあらゆる罪を通して私たちを神から引き離し、お互いを引き離してくるので両刃の剣よりも鋭い御言葉の剣で霊的な手術をして日々罪を悔い改め罪を取り除くのです。御言葉の光に照らされなければ罪が分からないので隠れていた罪を通して働いていた悪魔の働きを打ち砕くには御言葉の剣しかないのです。

どんなに霊的な戦いが激しくても勝利の主が必要な武具を与えて私たちを勝利へと導いてくださいます。しかし戦わない者たちはどんなに優れた武具があっても負けるしかありません。

今日も主にあってその大能の力で強められて悪魔に勝って、罪に勝って、肉に勝って、世に勝って勝利の冠をいただく者となりたいと思います。

今日の祈り
主よ、霊的な戦いがどれほどリアルなものなのか、悪魔の策略がどれほど巧妙なのかを悟ることができる霊の感覚と堅く立つ霊の力を与えて霊的な戦いに勝利させてください。

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