天の視点とこの世の視点
[コロサイ人への手紙 3:23,24,25]
何をするにも、人に対してではなく、主に対してするように、心から行いなさい。
あなたがたは、主から報いとして御国を受け継ぐことを知っています。あなたがたは主キリストに仕えているのです。不正を行う者は、自分が行った不正を報いとして受け取ることになります。不公平な扱いはありません。
今日の聖書箇所
コロサイ3:18〜25
今日もコロサイ書から恵みをいただいていきましょう。
イエス・キリストを信じて救われた者はどのように生きるべきなのでしょうか?使徒パウロはあらゆることで仕えて生きなさいと勧めるのです。
家庭においては夫は妻に仕え,妻は夫に仕えるように勧めます。
[コロサイ人への手紙 3:18,19]
妻たちよ。主にある者にふさわしく、夫に従いなさい。夫たちよ、妻を愛しなさい。妻に対して辛く当たってはいけません。
妻が夫に従うことはどれほど難しいことでしょう,夫が妻を愛することはどれほど難しいことでしょう。それができない,不可能な理由は山ほどあるのです。しかしそれを超えてそのように生きることができるのはそれが主に仕えることであると知った時なのです。
父は子どもを尊重し,子どもは親に従うように勧めます。
[コロサイ人への手紙 3:20,21]
子どもたちよ、すべてのことについて両親に従いなさい。それは主に喜ばれることなのです。父たちよ、子どもたちを苛立たせてはいけません。その子たちが意欲を失わないようにするためです。
親が子どもを尊重し,子どもが親に従うことはどれほど難しいことでしょう,それができない理由もまた山ほどあるのです。しかしそれを乗り越えることができるのはただ全ては主のためであることを知った時なのです。
雇い主は使用人のことを配慮し,使用人は雇い主に忠実であるように勧めます。
[コロサイ人への手紙 3:22]
奴隷たちよ、すべてのことについて地上の主人に従いなさい。人のご機嫌取りのような、うわべだけの仕え方ではなく、主を恐れつつ、真心から従いなさい。
利害損得だけが支配するような職場で,真心や誠実であることはどれほど難しいことでしょう。そんなの無理と誰もが思うのではないでしょうか?しかしそれを乗り越えることができるのは全ては主に仕えることであると知った時なのです。
イエス・キリストを信じて罪から救われた者とは自分のための人生から解放された者なのです。自分のための人生という古い人を脱ぎ捨て,主のための人生という新しい人を着たのです。
家庭も職場も自分の利害損得のためにあるのではなく,主に仕えるために与えられた場所になり,主を礼拝し,主の御心を行う場所になるのです。
なぜそのように主に仕えて生きることができるようになるのでしょう?それは私たちが地上の生涯をどう生きたかについてやがて必ず報いと裁きがあることを知っているからです。
主に仕えるなら必ず天の御国で報われていくからです。主に仕えず自分の肉の欲に仕えるなら必ず裁かれて自分の肉にまいたものを刈り取ることになるからです。
そのことを明確に意識し,いつも天での報いと裁きに焦点を合わせて生きる者こそイエス・キリストを信じて罪から救われた者,悪魔の奴隷から神の子へと生まれ変わった者,キリストと共にこの世に死んで,キリストと共に天の御国に生きる者なのです。そのような者は常に天の御国からに視点で物事を見て,天の御国の価値観で物事を判断するからです。
私たちは天の御国での報いに焦点が合っているでしょうか?いつも点検していきたいものです。
今日の祈り
主よ,天の御国で全てに報いを裁きが与えられることを深く悟らせてください。そしてそこに焦点を合わせて天に宝を積む人生を歩ませてください。
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