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絵本「モチモチの木」から学ぶこと
夜が怖くて夜中に1人でしょんべんに行けない臆病な豆太。
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毎晩じさまを起こして一緒にしょんべんに行く豆太だったが、じさまが夜中に腹痛で唸り声をあげている姿を見た時に慌てて外に飛び出し一心不乱に街まで走り続けて医者を呼んでくることができたのだ。
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愛するじさまが死んじまうほうがずっと怖かったのだ。
腹痛が治ったじさまが豆太に言った台詞が実に素晴らしい。
「じぶんで じぶんを よわむしだなんて おもうな。
にんげん、やさしささえあれば、やらなきゃならねえことは、きっとやるもんだ。
それをみて たにんがびっくらするわけよ。
ハハハ」
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私はこのラストシーンがとても好きだ。
優しさと勇気は愛から生まれる。
人間の行動エネルギーの源は愛だ。
簡単に自分を責めたり、自信をなくさないでね。愛があればやりたいことはなんでもできる。やれないことは何一つないんだよ。
と自分にも言い聞かせて、未来へ進んでいこう。
豆太は本当は何でもできる子だ。
まわりの子どもと決して比べずに(同じ年で夜中に1人でしょんべんに行けない子どもは豆太だけ、豆太の父もじさまも勇敢という設定)、叱ることもなく豆太の気持ちに寄り添い続け、豆太の成長を見守っていたじさまの愛がとても深い。
そしてじさまは豆太のことを誰よりも信じていたと思う。
最後の「オチ」も実に素晴らしい。
以下物語の最後の文章です。
それでも豆太は、じさまが元気になると、その晩から「ジサマァ」と
ションベンにじさまをおこしたとサ。
そう。
子どもが本当はできるのにやらない時はただ甘えたいだけ。(笑)
小3の国語の教科書にも載っている有名な絵本だけれど、読めば読む程に深い気付きをもらえる絵本だと私は思っている。