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ギャンブルとは。快楽の向こうに破滅あり

私は10代のころからギャンブルをしてきた。
初めて触ったのはパチンコである。高校生の頃、ゲーセンでパチンコにハマった。18歳になったら堂々とパチンコを打ちに行きたかった。
 大学入学後、意気揚々とホールに入店しパチンコを打った。親からの仕送りは一瞬でなくなってしまった。毎日毎日、ご飯と目玉焼きで凌いでいた。
そんなこんなでサークルに入るタイミングを逃してしまった私はパチンコの勉強をすることにした。ネットで「パチンコ勝ち方」って検索したり、雑誌を買ったりして。
 ホールに行き始めて2ヶ月目収支はトントンになった。3ヶ月目には数十万+になり、以降毎月安定して勝ってしまった。これが地獄の始まりである。
大学生活をパチンコ一色にしてしまった。日々パチンコを打ち、たまに豪遊し、バイト何それおいしいの?状態だった。4年間で1千万弱勝った。ただ、残ったのはお金だけだった。
私はパチンコしか打ってなかったから徐々にコミュ障になった。とくに就活は苦しかった…自己PRの欄はパチンコのことを書いた。集団面接は当然死にたくなった。
 入社してからは同期のパチンコ仲間とよくうちに行った。初めのうちは仕事とパチンコうまく両立した。段々仕事が忙しくなるにつれ、パチンコを趣味打ちするようになった。収支もtotal負けるようになっていった。お金がなくなってくると真面目に打ち収支は+になった。豪遊癖は相変わらず治らなかったので貯金が一向に貯まらなかった。毎月勝ったり負けたり。
 ある日先輩から競馬を勧められた。そろそろ不労所得が欲しいと思っていた私はやってみようと思った。また勉強すれば勝てる。そう思った。競馬の資金は1レース数千円から始めた。最初から当たらず全然勝てなかった。ネットで調べたり、動画を見たりしたがtotalでは全然だった。特に苦手だったのが資金管理の考え方だった。早く仕事を辞めたかった私はレートをどんどん上げ1レース数万かけるようになっていた。貯金もすぐそこをつき、カードローンし始めた。ふと我に帰ると、猛省した。絶望した。私にはなにもない。
 そんな時数100万円当たった。人生変わったと思った。ちょうど世間はコロナ禍。仮想通貨の爆上げに興味を持っていた私はレバレッジでビットコインを買った。すぐ投資金の2倍になった。仮想通貨を勉強してるとxymローンチまで近いというのでnemを数倍でfxした。金額が金額なので常時チャートを見てる状態。やがてネックラインを割りそうな感じになると損切りした。そして逆にショートした。すると、チャートは逆行しロスカット。当時はfx初心者だったこともありそんなこんなですぐお金が無くなった。前もって上がるか下がるか分かっても負けた。資金管理が全く出来なかった。パチンコではあらかじめ資金管理がされてるので勉強してこなかったからだ。(パチンコ1玉4円、スロット1枚20円、これ以上のレートはないので)

今、私にはなにもない。これからも何もないだろう。ただ、皆さんには私のようにはなって欲しくない。ギャンブルは何処かで勝っても長続きしない。長期で(一生)勝つには鋼のメンタルが必要だ。なら、今を楽しんだ方が良いのではないか?、恋愛、青春を。ギャンブルも娯楽として楽しむのは良い。本気で勝ちにはいくな。相手は底無しの泥沼なのだから。

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