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「黒いオーラの人々」ドリーム童話
辺りは、とても薄暗い。
夜なのか?とキョロキョロ見回すと、
なぜだかそこは、岩場の多い海でした。
一生懸命何かを収穫している薄暗いオーラを
まとった人…人…人…。
誰も無口。
なぜ?なぜ?
と思ったけれど…、話し掛ける勇気はない。
少々、殺気を感じたからです…。
息を殺して作業をしている男性…。
岩に付いている何かを取っている様子…。
暗くてハッキリ分からない。
何をしてる?
潮の香りに包まれながら、必死で取る。
無言で勇気を出して近づいてみた。
薄暗い人々は、それでも黙々と作業をしている。
何を取ってるの?
と、もっと近づいて覗き込んだ。
それは、なんと!
超デカイ、「アワビ」だった…。
「へぇ、こんなにデカイのがここに居るの?」と思いながら、でも声を上げてはいけない雰囲気だったので、私はそれを確認したら、その場を離れ、彼らが採っていたアワビを探すことにした…。
しかし…簡単には見つけられなかった…。
どのくらい岩場をウロウロしたのか、
先程まで収穫に夢中だった、薄暗い彼らは、
いつの間にか、息を潜めて帰ろうとしていた…。それも、先を急ぐかの様だった。
また、話し掛ける事も出来す、私は収穫の為にアワビを探していた…。
もう既に、薄暗いオーラの彼らは居なくなっていた…。
そして、一息つくために遠くへ視線を向けると、そこには平べったい岩が広がっていた。
ジーッと見ていると、モソモソゴソゴソと
動く影!
「なに???」
と、凝視して見ていたら…、
「あーー!!ヤバい!」
「ご、ご、ゴリラだーーー!!」
と思った私は、同じ様に黒いオーラをまとい、抜き足、差し足…、
その場から立ち去りました…。
ふぅ。怖かったーー!
と、夢の中から覚醒…。
まるで「猿の惑星」に迷い込んだ様な夢を
見てました…。
どこか、異次元に迷い込んだ様な…、リアルでした…。
目が覚めると、ドーッと体は疲れておりました…。(笑)