猫が薬?そんな馬鹿な『猫を処方いたします。』1・2を読んで
またまた今年読んで良かった本から
『猫を処方いたします。1』 著者 石田 祥
どちらの表紙も猫好きならたまらない可愛らしさ きっと癒され系のお話ではないかとなんとなく想像(猫好きではありませんが、ついつい猫キャラのグッズ揃えたがり)
ところが読み始めて感じる
思ってたのと違うかもという違和感
京都市中京区の薄暗い路地にある病院。
地図にはないその場所を訪れるのは
噂を伝え聞き、救いを求める心の不調を抱える人たち
なるほど猫と過ごすことでアニマルセラピー的効果を得るそんな場所それが「中京こころのびょういん」なのかと、勝手に解釈するのはまだ早い。
ちょっとノリの軽い医師が患者の話を聞いたあとに言うのは「猫を処方します。しばらく様子をみましょう」という言葉、副作用や効果そんな言葉も出てくから、ホント薬のよう「2週間服用してみてください」と渡される猫と共に
無愛想な看護師からもらった処方箋には猫の名前、性別、注意事項、餌など連れ帰った猫たち。猫が何か特別なことをするわけでもなく、猫は猫 ??
その症状にあった猫を処方され、変わっていく。患者のみならず周りまで
続けて続編の
『猫を処方いたします。2』
求める者だけが重い扉を開けることが出来る「中京こころのびょういん」
そこにいるのは美人だけれど無愛想な看護師そしてノリの軽いニケ先生
お薬として処方されるのは、なんと猫
前作同様、気になる展開。
ほんと面白い。
世界観がスゴく良い。
そして、出されたお薬猫の効能は、
「諦めるのはにげるのとは違うもんな。届かへんところを諦めて新しいことにジャンプすんのも勇気やねん」そんなことに気がついた青年
🍀猫は沢山いるけれど、あなたが大事にしたらただの猫じゃなくなる
そういうことです。
あっ最後に東北人の私の心の声がちょぅぴり関西弁チックになるお話でした(笑)
出来れば続編希望
最後までお読みいただきありがとうございます。こちらは以前Instagramに投稿した1・2をひとつにまとめたバージョンです。