まえがきにかえて

田中圭さん、林遣都さんの印象

おっさんずラブ以前から、もちろんお二人のことは知っていた。
林遣都さんを初めて認識したのは、吉高由里子ちゃんと共演していたドラマ。美丘、だったかな。難病もの。あとは、市原悦子さんと共演していた映画。犯罪を犯した青年が市原悦子さん演じるおばあさんと暮らしながら更生していく物語。
田中圭さんは、スローダンスで広末涼子ちゃんに惚れるいい奴役だったり、花より男子のちょい役のころから見てた。
なんか気づいたら毎クールドラマに出てない?この人…そしてなんかいいポジションの脇役。という印象。当て馬役と女にもてるけど優しいくず男、みたいな役やってる人、みたいなイメージ。
田中圭さんって超絶美形じゃないんだけど、なんというか「ちょうどいい」感あるよね。アクがない。林遣都さんはちょっと好き嫌い別れる気がするけど、田中圭さんの顔嫌いな人いないでしょ笑

おっさんずラブとの出会い

BLは普段あまり見たことないし、どっちかと言えば苦手な方だった。
そもそも、毎週決まった時間にテレビを見る、というのが苦手で、ワンクール1本も見ないこともよくある話。
そういや、今クールは珍しく3本見てた。何年振りだろ。
なので、単発版おっさんずラブも見ていなかったし、連ドラも初回から見ていたわけではない。
ただ、「なんか話題になってるな」とは思っていた。

あれは確か第4回。たまたま、テレビをつけっぱなしにしていたか何かで、偶然おっさんずラブを見ることになる。何気なく見出したけど、その1回で「面白い!」と思い、次の週から欠かさず見ることに。とにかく、コメディとしても面白く、キャラクターがみんな魅力的。テンポもよく、どんどん引き込まれていく。夢中になっておっさんの恋を真剣に見守る自分。最終回前には未聴の1~3回もしっかり見ていた。
最終回を見るころにはもう沼にずぶずぶ。

どこかに思いを吐き出したくて仕方なくて、いろんなところに感想を殴り書いた。
だから映画になった時は嬉しかったし、もちろん見に行った。
ただ、in the skyは見なかった。なぜって、牧がいないから。
もうわたしの中では春田の相手は牧しかいなくて、ほかの人を好きになる春田は見たくなかった。
そして、春田と牧の残像を消したくなくて、それ以降田中圭さんと林遣都さんのドラマや映画を見れなくなった。
で、自分の中でのおっさんずラブはそこで終わってた。展にもいかず、特に見返したりすることもなく、時が経った。

そして、去年の終わり、突如「おっさんずラブリターンズ」の放送決定のニュース。しかもキャスト続投。腹の中で小躍りしまくった。
ハマったとは言え、in the sky以後は全くこの沼に戻ってこなかったから、自分としてはそんなにおっさんずラブが好きだとは思ってなかった。
ところが、どうだろう。リターンズが終わって、スピンオフが見たくて見たくて仕方なくてテレサに加入したので、S1を見返してみたら、「こっ、こんなにこのドラマ面白かったんか~~~~!!!」の連続。初見時には気づかなかった伏線。各キャラの魅力。
そして初見時とはいろんなシーンの解釈が違ってた。
どうしても、そのいろんな解釈や考察めいたものを書き残したくて、今に至ります。


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