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《実話》お願い!急には痩せないで!➖痛烈な出来事

「メタボ」に注目しすぎる社会への警鐘

改めまして、M.Jです。
「あ〜、今年も年1回の嫌な日がキタ〜!」
「OH  NO!、また太っちゃったよ〜!」
会社にいる方は、会社で年1回の検診、そうでない方は国民健康保険(以下、国保)で年1回の特定健診があります。
M.Jのような「ザ・メタボマン」には、健診は「ブラックなイベント」です。

現在、メタボリックシンドローム(以下、メタボ)に関しては検診(または特定健診)だけではなく、保健師による指導や病院での栄養指導などがあります。「メタボ」に対して注目しすぎる社会になっています。

ちょっと待ったあ〜!
見た目が「やせている」こと、まったく問題がないのでしょうか?
筋肉が不足している「やせすぎ」のかたのことは、無視してもいいのでしょうか?

今回は「急に痩せてしまった方の出来事」から、M.Jがしっかり「伝えていきたいこと」について書いていきます。

「やせすぎていること」には問題がないのか?

適正な体重の指標として「BMI(ボディマス)指数」が用いられています。計算の方法は以下の通りです。
BMI」=「体重kg(身長m✖️身長m)
判定基準は、以下の通りです。
⚫︎やせすぎ18.5未満
⚫︎標準18.5以上〜25未満
⚫︎肥満:1度➖25以上〜30未満 ⚫︎肥満:2度➖30以上〜35未満
⚫︎肥満:3度➖35以上〜40未満 ⚫︎肥満:4度➖40以上
上記のような基準となっているようです。基本的には「BMI」が25以上となれば「肥満」、いわゆる「メタボリックシンドローム」と言われているようです。

確かに、肥満は「動脈硬化」による「サイレントキラーの病気」を引き起こしやすいと言われています。
サイレントキラーの病気は、「高血圧」「高脂血症」「糖尿病」などがあり、これらの病気が進行していくと「脳卒中」「心筋梗塞」「慢性腎臓病」などものすごく「危険な病気を発症しやすい」と言われています。
ですので、メタボに「警告!」を発するために、年1回の会社の検診、国保の特定健診があるのです。

では、「やせすぎ」のかたには、まったく問題がないのでしょうか?
うん〜、やせすぎ、問題がありそう・・・」そのように思ったかた、正解です!
「やせすぎ」には、健康上の問題が大きくあります!

次の項では、急に「やせすぎてしまった」ための「痛烈な出来事」について書きます。

参考文献:⑴

参考:CASIO(生活と実務に役立つ計算サイト):「BMI」と適性体重

怖いよ・・・《実話:痛烈な出来事》

急にやせることはこわい・・・

急にやせることの恐怖・・・、この項には「厳しい表現」が含まれています。著しく精神的につらい方は、この項を「飛ばしていただいたほうがいい」のかもしれません。

障がい者の訓練校主催のパソコン教室(以下、パソコン教室)」でM.Jが訓練を受けた時に「痛烈な出来事」が起こってしまったのです。
あれから12年以上経過していますが、M.Jにとっては「悔やんでも、悔やみきれない」かつ「風化させてなならない」出来事です。
この項では、12年前に起こった「実際の出来事」、主にパソコン教室で訓練を受けた身体と精神障がいの女性Aさん(以下、Aさん)のことについて書いていきます。

パソコン教室はM.Jを含む6名の障がい者「男性:3名、女性:3名」が訓練を受けることになりました。
最初の講習の時は、障がい者6名全員「明るく、元気に」訓練をしていました。
Aさんは、身体障がいの女性Bさんや精神障がいの男性Dさんと会話をしていました。
最初、Aさんがやせた話をしたに対して、Dさんはかなり喜んでいました。AさんにとってDさんは「自分の話を理解してくれる人」だったようです。
昼食の時間がきて、AさんはBさんとお話をし始めました。
Bさんは昼の食事を「少量」していましたが、Aさんは昼の食事を「まったく食べない」という状態でした。

その翌日から約1ヶ月間、AさんはDさんに対して「Dさん、やせている人のほうが良いでしょう!」と楽しく会話をしていました。Dさんも喜んで応じていました。
仕事の休憩時は、AさんはBさんと過ごしていて、Aさんは昼の食事を「まったく食べない」状態が毎日続いていました。
Aさんは、日ごとに少しずつ「痩せていく」というよりも「やつれていく」という感じでした・・・。

1ヶ月経過した後から、突然Dさんは「本性」を出してきたのです。いろんな人を「上から目線」で見て「からかう」ことが多くなりました。
Aさんに対しては「やせることはいいことだ!」「その調子でやせよう!」と言い始めたのです。Aさんは「やせ願望」が強く、Dさんの発言に対して「そうだよね!」とうなずいていました。
ただ、DさんはBさんに対して「女のくせに」などの悪口を言っていました。よって、その日からBさんは「Dさんとの会話」をしなくなりました。

そんな中、Aさんの「やせ願望」は、ヒートアップしていきました。Dさんに対しては「1年前までは90kg以上あったのよ〜」「どう〜、私やせて良い感じでしょ!」と言って喜び合っていました。
ただ、Aさんは日ごとに少しずつ「やせる」感じになっていました・・・。
そんな様子を見てM.Jは、心の中で「Aさん、明らかに急にやせている・・・」「誰か、Aさんを止めてくれ!」「せめて昼食は食べて!」と思うようになりました。

それから2ヶ月経過した後、パソコン訓練の終了時間(16時30分くらい)に、突然身体障がいの女性Cさんに呼び出されました。Cさんは先天性の難聴のため「ジェスチャー」での呼び出しでした。
小走りで支援者の男性と現場に行くと・・・。
Aさんは、ぐったりして、倒れていました。「Aさん、Aさん・・・」と何度か支援者の男性が呼びかけた後、反応しました。
その日は、しばらく(30分程度)様子を見て、Aさんは帰宅されました。
Aさんは、その後も昼食をまったく食べずに、少しずつ「やせる」感じでした。

パソコンの訓練の全課程が終了した1ヶ月後、Dさんを除く障がい者だけで「一流の料亭」で食事をしました。《Dさんは精神状態悪化のため、3ヶ月後に障がい者全員から嫌われて食事会のメンバーから外された》
Aさんは「やせ願望」が強いことが続いていて、食べ物を半分以上残していました・・・。
訓練の時よりも「更にやせていた感じ」でしたが、Aさんがいつも以上に明るく振る舞っていたので「誰も、突っ込めない感じ」になっていました。

一流の料亭での食事の1ヶ月後、Cさんから「突然のメール」がきました。
何と、Aさんが『帰らぬ人』となり『三途の川』を渡ってしまったのです・・・
最終的な病名は「内臓機能不全」だったようです・・・。

何とかして悲惨な出来事を防ぎたい!

どんなに悔やんでも、戻ってこない・・・

やせすぎている人を見て、M.Jを含め誰も「何も出来ない・・・」ことはものすごく残念だと痛感しています。
「やせろ!やせろ!」という「やせ礼賛」は、一歩間違うと「とんでもない悲劇」になってしまうのです!
本人は「やせることができて良かった!」と思うのかもしれませんが・・・。
周り(M.Jを含む周り)の人間は「待てよ!このままではいけない・・・」「見た目にとらわれすぎないで!」「もっと、自分の10年後を意識して!」と伝えなければならなかったのかもしれません。

この出来事をキッカケとして、M.Jは以下のことを思いました。
やせることは必ずしも良いことではない!
人を見る時、外見(体型)を重視せず「内面(健康)を重視」しよう!
人に対して「やせたね〜」などと言わない!《もちろん「太ったね〜」も言わない》
毎日のように「昼食をまったく食べていない」人のことについては気にかける!
《特に、急にやせている人は心配!》
人を見る時「性格」を重視して、外見は意識しないようにする!
「とにかく生きて!」と伝えられる機会があれば、伝えたい!

やせすぎている人の悲劇を見ると・・・、人間は「外見(体型)」なのか「内面(健康)」なのか、つくづく考えさせられます。
こんな悲惨な出来事は、なくしていきましょう!

ご覧いただき、どうもありがとうございました!
今後とも、M.Jの記事をよろしくお願い致します。


【文献】やせすぎること➡︎さまざまな問題・・・

やせすぎていることには、健康において「さまざまな問題」が起こってしまうのです。
以下の文献にわかりやすく記載されています。ご覧いただけると有り難いです。

参考文献:⑵

参考:TARZAN WEB:知っていましたか?やせている方が死亡率が高いことを。

参考:(株)EMBRACE:あなたは大丈夫!痩せ過ぎに潜む危険な症状!

参考:摂食障害協会;摂食障害情報ポータルサイト

参考:摂食障害治療 おすすめクリニック・病院:摂食障害の死亡率とは

上記の文献から「やせすぎている人の死亡率」意外と高いようです。
「がんの死亡率」「血管の病気の死亡率の一部(特に喫煙者)」は、やせすぎている人のほうが高いというデータもあるようです。
健康寿命(生涯の中で介護が必要ではない期間)も、筋肉が不足している「やせすぎ」の人は「いつの間にか骨折」というのもあり、短いというデータもあるようです。
よって、もう少し「やせ礼賛」については「見直し」が必要なのかもしれません。

★関連記事

以下は、私が以前「AKARI」で書いた「やせすぎによる危険性」について書いた記事です。少しだけ詳しく書いています。ご覧になっていただけると有り難いです。

【推奨】

以下は、M.Jが勤務している「TANOSHIKA CREATIVE」のサイトです。ご覧になっていただけると有り難いです。
推奨:TANOSHIKA CREATIVE

以下は、TANOSHIKA CREAITVEの「AKARI」のサイトです。素敵なライターたちが記事を書いています。ご覧いただけると有り難いです。
推奨サイト:AKARI

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