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初めての携帯電話

携帯電話の思い出

皆さんが携帯を持ち始めたのは何歳の時ですか?
周りの友達はその時
どれくらい携帯をお持ちでしたか?

ケイタさんが中学生のころ

体感ではありますが

1年生で携帯を持っていたのが約20%
2年生で60%
3年生で90%くらいだったでしょうか

中学
2年生なったら
携帯所持率が跳ね上がった気がします。

多分今やったら
中学1年生でほぼ全員がスマホを持っているのではないですか?

ケイタさんの時は
子供に携帯持たせていいのかな?
って空気があった時代でした
もちろんガラケーでしたけど

田中家のルールは

「欲しい物があるなら
成績を上げろ!そして母の容姿を褒め称え
機嫌を取って掴み取れ!」

でしたから

お小遣いUPも
欲しい漫画の最新刊も

母が美容院から帰ってきたタイミングを見計らって
満点のテスト用紙をもって交渉に行っていました。


母は母で
美容院から帰ってきて
容姿を褒められたぐらいで
お小遣いを渡してしまう自分が嫌になったのか?

ある時から
美容院に行った日は寝るまでフルフェイスのヘルメットを被って過ごすという作戦に出ていました。

フルフェイスのヘルメットの
前の部分をパカっと少し上に上げて
ストローで冷奴を食べているのを見た時は

今後の田中家の為に
僕だけでも大学は出ないといけない!
と決心した事を思い出します

まぁそんな話は
置いといて

ケイタさんが携帯を手に入れる為に
親から出されたルールは

成績表で全科目4以上を取ることでした(5段階評価)

中学1年生から挑戦して
ようやく中学2年生の2学期に
目標達成!

携帯電話の為に
めっちゃ勉強しましたよ!!!!


ケイタさんは
はれて携帯電話をゲットするのでした

親と一緒に携帯ショップに行きまして
本体代金0円の機種の中から好きなものを選びなさいと
言われました

本体代金0円の中からしか選ばせてもらえない割には
親から「ドヤ!」感を感じて嫌な気持ちになりました。

ケイタさんが選んだのは
オーソドックスなパカパカの携帯
色はワインレッド

ただそこから
ケイタさんは契約内容の話し合いには参加させてもらえず

1番安いプランだから!
とだけ伝えられて
携帯を持つのですが

ケイタさんには

1番安いプランだから、、
だからどう、、??

というのが当時
全く理解できていませんでした

もちろん電話をかければ1分につきいくらのお金がかかる
くらいの理解はありました

なので基本
電話は使わないようにして
メールでやり取りすればいいのだな!
ぐらいの理解です

そこからの友達とのメールのやり取りはとてもワクワクしました。
とくに用事もないのにメールを送ってみたりして
理由もないのにアドレスを変えたりして
携帯電話を持っただけで大人になった気分になったのを覚えています。

そしてメールだけでなく
友達に携帯電話の待ち受け画面のダウンロードのやり方
後は当時、
着うたとかも流行ってましたから

流行の着うたのダウンロードして
着信音に設定したりするのも
すごい楽しいんですよね

もちろんですが

その時にケイタさんは有料の物をダウンロードしたりはしていません

親に怒られるのが目に見えていますからね

公式サイトのサンプルの画像や着うたのみをたくさんダウンロードして

好きな物でデータフォルダが埋まっていくのが楽しくて仕方ありませんでした

携帯電話の料金の請求が来るまでは、、


ある時
家中に響き渡る母の怒声

ゴジラ襲来を彷彿とさせるような、、

ケイタさんの携帯料金は4万円を超えていたのです。

なんでこんなことになるの?
何していたの?

まぁ当たり前ですが
質問攻めにあうわけです

でも電話はしていませんし
有料コンテンツのダウンロードもしていないので
ケイタさんも何故あんなにお金がかかっているのかわかりません

というのも当時
ケイタさんにはパケット代という概念がなかったのです。
無料のサンプル画像をダウンロードすると
画像は無料だが
ダウンロードという行為にお金がかかる
とは全く理解ができなかったのです

当時の携帯は
インターネット使い放題では無かったのです。

使い放題のプランがちょうど出始めたタイミングでした

auではWIN
DOCOMOではFOMA
とかなんとかやったと思うんですが

そんな高いプランに入ってもらえるはずもありません


なんせ1番安いプランを契約されていますからね

母はケイタさんが
何にお金を使ったかわかっているのに
わかっていないフリをしていると思い込んでいるので
何度も何度も説明しなさいと言われます。

父はすごく冷たい目で僕をみます
おそらくこの時
父はケイタさんがスケベなサイトを見ていたと思っていたのではないか?と思います

当時のezwebにそんなのなかったよね?
しらんけど、、、、


親もだんだん

あれ?
ほんまにこの子なんでこんなお金かかってるんか分かってないんとちゃうやろか?

のフェーズにきます

親とauショップに行きます

親は半分クレーマーモードで
店員に話しかけますが

パケット代の概念を説明されて
あっさり引き下がります

パケ放題のWINを提案されますが
高いので却下

ケイタさんは
待ち受け画面などのダウンロードを禁止されました。

粛々と
メールだけを友達と続ける日々

画像の添付も極力控えます。


これでケイタさんの
携帯ライフに平和が訪れました。

次の携帯の請求日まで、、、、



「うぎゃー!!!!!」

母が雄叫びをあげています

「ケイタ!殺す!リビングに来い!」

ただ事ではありません。
ケイタさんはリビングに走り込んで
土下座をします。

何事か!?は分かっていませんが

すぐに謝れる態勢を
整えます

そして短めに質問します
「なんですか?」


「ぎゃー!!!!!」
母は携帯の請求書をケイタさんに突きつけます

7万円也、、、、、、

ケイタさん&母
「ぎゃー!!!!!」


本当にパニックになりましたね

あれからダウンロードもしてないし
ezwebに接続もしていないんだもん

友達とのメールいうても
男同士やしね、

そない頻繁ではありません

画像の添付もしていません

だがなぜか7万円

これは本当におかしいと

auショップへ

ケイタさんもクレーマーモードです

店員さんは丁寧に
〆日の説明をしてくれました。

給料とか
クレジットカードの請求と一緒で

携帯電話料金にも〆日の概念がありますからね

前回
請求がきてから
ezwebに繋いでないとしても

〆日は跨いでいたのです

親は毎年のおばあちゃんたちから貰う
お年玉で合計11万円を返すように言われました。

中学生の11万円ですよ。
正直あんまりピンとくる数字じゃ無かったですね
デカすぎて

でも34歳のケイタさんは
今やからわかります

11万円って言われると
リアルにその数字の大きさが理解できます。

そりゃ当時の母のような反応になるわなと思います。
11万ってエグい大金ですからね

契約って難しいなー
って思った中学2年生の冬でしたね

いろんな勉強になった気がします

携帯電話の思い出でした

ありがとうございました

おわり


次はゆうすけに
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