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あめふり 童謡


あめあめ ふれふれ かあさんが
じゃのめで おむかえ うれしいな
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン

かけましょ かばんを かあさんの
あとから ゆこゆこ かねがなる
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン

あらあら あのこは ずぶぬれだ
やなぎの ねかたで ないている
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン

かあさん ぼくのを かしましょか
きみきみ このかさ さしたまえ
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン

ぼくなら いいんだ かあさんの
おおきな じゃのめに はいってく
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン

あめふり 作詞:北原 白秋

1925年に公表された詩です。じゃのめは蛇の目です。
ぼくはを持っています。母のあとからを行きます。そしてが鳴ります。柳の根方であの子が泣いています。柳は幽霊と関連付けて語られる事が多いと思います。つまりこの詩の現実の世界にはあの子は居ないのです。ぼくはあの子に男性用の傘とも女性用の傘とも明示されていない子供用の傘を貸してあげます。そしてぼくは母の傘という母性の海に抱かれて男性として成長していきます。

TM NETWORK「Get Wild」のMVでは食べていた林檎を道を歩く女性に手渡します。