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自分的セルフマネジメントの方法

こんにちは。早稲田哲学カフェのあきひとです。

今月のコラムテーマは、早稲田哲学カフェメンバーが実践している「セルフマネジメントの方法」。これまでとは少し変わった趣旨ですが、現実生活に密着した普遍的なテーマだと思うので、書いていこうと思います。

先に断っておくと、僕はかなり怠惰な人間です。できることなら、好きな時間に起きて、好きな時に好きなことだけをして生きていきたいと思っています。でもそうはいきません。学生である以上単位は取らないといけないし、それ以外にも沢山の義務に覆われて生きています。だから僕は僕なりに、最低限自分がレールから転げ落ちないようにやっていくための方法論を持っており、それが結果的に好きなことをする時間を生み出していると思っています。

①意志に頼らず、環境を整える

Willpowerという言葉があります。直訳すると「意志力」になるらしいのですが、これは「嫌なことでもやり遂げる、意志の強さ」のことを指します。意志の力である以上、別に好きなことに向けてもいいのですが、大抵意志の力を使うのは「気が進まないタスク」に対してなので、こういう定義をさせていただきました。

一般的には、意志力が強ければ強いほど、多くのものを成し遂げられると言われています。それは実際そうだと思います。何かの目標を達成するには、それが自分の好きな分野のものだとしても、その過程では一つや二つ自分の嫌いなこともしなければいけません。それらから逃げずに淡々とタスクをクリアしていくには、やはり意志力はとても重要です。

しかし、僕はかなり意志力が弱いです。明日提出の課題に一切触れずにYouTubeを見て朝を迎えたことも何度かあります。なので、僕はこの意志力を鍛えることを諦めました。どんなに頑張っても自分の体が動かない時はあって、その度に自分を責めていては自信もボロボロになってしまうからです。その代わり、僕は思考停止していても、タスクに向き合わなければいけない環境を作ることに専念しました。

例えば、学校から家に帰ってしまうと課題をやる気がなくなるので、家に帰るまでに図書館やカフェに寄ることをルーティン化する。図書館に入ってしまえば、課題以外にやることも無くなるので、自動的に手が動きます。あとは、スマホの電源を切ってカバンの奥に放り込む。どうしてもスマホに手が伸びてしまうのを、事前に予防しておきます。かなり課題が溜まっている時は、スマホを家に置いてカフェに出かけたりもします。

ありきたりといえばありきたりなテクニックですが、こういう考え方を身につけてからは、「とにかく歯を食いしばって頑張れ」、「当たり前のこともできない自分はダメだ」のような有害な根性論から解放されてかなり楽になりました。

②休む時は休む

とはいえ、どんなに頑張りたいと思っても、頑張れない時はあります。(自分が特別弱いだけなのかな?周りのみんなはもっと屈強でエネルギッシュに見えるし…笑)まあ同じように感じる人に届けばいいと思って書きます。

とにかく僕にはそういう時があります。そんな時、むしろそんな時は特に、頭の中で「あれやらないと、これやらないと」というスイッチが全開になります。でも体は動かないから、ひたすら落ち込む。

そんな風になるには無数に理由があります。過去何日か頑張り過ぎたかもしれないし、表面的には忙しくなくても何かの気掛かりが無意識に心のエネルギーを蝕み続けていたり。もちろん何か原因があるならいずれはそれに向き合わないといけないけど、それはエネルギーが満タンの時にこそやるべきです。体が動かない時はとりあえず休む。僕は温泉が好きなので温泉に行って、上がったら好きな音楽を聴いてぼーっとする。あるいは、好きな芸人のラジオを聴いてバカ笑いする。これが何より大事なのですが、その間は他のことは一切考えない。自分は今未来の自分のために自分を癒しているのだと、使命感を持って楽をする。そのぐらいの気持ちでいた方がいいかもしれません。

そうすると、気がついたら元気が戻っていたりします。少なくとも、僕はそんな風に自分のバランスを取って生きています。

最後に

来週からは他のメンバーがそれぞれの「セルフマネジメントの方法」を書いてくれます。案外こういうのって普段の哲学対話では聞けなかったりするので、僕も楽しみにしています。

ここまで読んでくれてありがとうございます。少しでも参考になれば幸いです。それでは。

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