真っ赤な金魚と赤い花②
らんちゃんの異変に気づいたものの、どうしていいか、わからなかった。
たぶん、すぐに別容器にらんちゃんを移すべきだったんだと思う。今となっては結果がどうだったのか、わからないけれど。
それから1週間、らんちゃんをそのまま見守った。と言っても、朝出かけるまでの数十分。仕事終わってからの数時間。言い訳になるけれど、昼間の様子がわからなかったから。ずっと平日だったから。
2022年1月22日(土)
ようやっとの休みの日、改めて金魚たちと向き合う。
ふーちゃん、せーちゃん、きーちゃんはあいかわらずだったけれど、明らかにらんちゃんの元気がない。ほとんど水面近くで動かない。
一番上の小さいのがらんちゃん。水温計のコードで体を支えているような。
やっぱり別容器にらんちゃんを移した方がいい。塩水浴をすればまた元気になるかもしれないし。そう思って、別容器にカルキ抜きした水を用意した。水温もだいたい合わせた。塩水浴の塩は明日にしよう。そしてらんちゃんを別容器に移した。