【岡山旅行記#0】過ぎ去るものと佇むもの-トラブルだらけのクラウチングスタート

どうもTJです
今回は2023年の11月に決行した岡山一人旅について振り返る
気づけば2024年
年を跨ぎ、出来事は遠い過去へと流れてしまっているのだが、そんな古の記憶を取り返すべく筆舌を進めていく
どうか最後までお付き合い願いたい

前回の四国一周旅はこちらから

事件発生

8時52分、大阪駅
私は高速バスのターミナルで呆然と立ち尽くしていた

話は遡ること数日前
夏休みに四国一周旅を終えた私は次なる旅の標準を岡山に定めていた
目的は岡山城&現存12天守の備中松山城
戦国好きにとっては一度は訪れたい名城たちだ
どこからその行動力が湧いてきたのかは覚えていないが、なんてことのない11月の土日にいきなり岡山弾丸旅の計画を捩じ込んだ

前回の四国一周旅と同様、金欠大学生の私は今回も交通手段は高速バス
大阪から岡山まで新幹線だと学割を使っても自由席で4480円に対し、高速バスだと2800円
野口1.7人分の差は大きい
2日という短い期間をフルに堪能するべく朝の8時50分発、4列シートの高速バスで晴れの国岡山に向かう…はずだった

当日の7時30分、私はベッド上で絶望していた
高速バスの出発は8時50分
自分宅から大阪駅まで少なくとも１時間はかかる
急いで準備に取り掛かる
あいにく美容系ユーチューバーのように大規模なパッキングは必要としない
時計を確認する間もなく、急ピッチで準備をすませ電車に飛び乗った
電車内で初めてグーグル・マップを開き、大阪駅までの到着時刻を確認する
８時５０分着、ちょうど高速バスの出発時刻と同時である

高速バスの案内メールには出発時刻の１０分前には到着しておくようにとの記載
当然のことながら断じて不可能である
１，２分くらいなら待ってくれるか
そんな天から吊るされた一本の蜘蛛の糸にすがる思いで、電車到着後、急いでバスターミナルに向かう

８時５２分
梅田の喧騒を掻き分け、バスターミナルに到着
体感はウサイン・ボルト、側から見れば自分だけ2倍速で動いていたと思う
しかし予約した高速バスは見当たらない
無慈悲にも予約した３－Cを空席にしたまま過ぎ去っていた

消えていく野口

こうなったしまった以上選択肢は一つしかない
新幹線で岡山に向かう
しかし前述の通り、計画時は新幹線を使うとも思ってもみなかったので学割の用紙も持っていない
＊新幹線で学割を受けるには大学が発行する用紙が必要
ということで大阪から岡山では正規の５６００円
損失は野口2.8人分である
「学びと損失はトレードオフ」
自分で作り出した迷言を心の中で反芻する

ということで11時2分
当初の計画よりも早く岡山上陸に成功
しかしここまでくれば問題ない
高速バスは過ぎ去るが、昔から佇むものもあるはずだ
それらを求めるべく、トラブル多発の岡山弾丸一人旅が始まった

出迎えてくれた桃太郎

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では！

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