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No.6 言葉を伝えるためには

年始に母親が上京し、久しぶりにドライブに行きました。

年に数回しか会えないので、会うたびに歳を重ねたなぁと感じ、手の皺が増えることに母の老いを感じざるを得ません。

さて、そのドライブ中に母が「FAXを送りたい」と急に言うもんだから、急遽セブンイレブンに行くことになりました。

すると母は、「そういえば、コピーとスキャンの違いってなんなの?」と質問してきました。

最初は、
・コピーをすると、同じものが紙で出てくるんだよ。
・スキャンすると、同じものがデータで残るんだよ。

と『言葉の定義』で説明していましたが、母はあまり納得がいっていない様子。

言葉の定義も理解できないのか・・・と諦めかけていましたが、

ふと、

・コピーは、同じものを紙で残して、ファイルとかで保存したいときに使うんだよ。
・スキャンは、同じものをデータで残して、パソコンで保存したい時に使うんだよ

と『目的』を伝えると、「あぁ、そう言うことか」と納得いった様子でした。

【深堀り】
私は英語を教える仕事をしております。

以前、中学生から

「おっちゃんの言っとることは、難しい言葉が多くてわかりづらいわ」

と言われたことがありました。

もしかしたら、母と同じように感じていたのかもしれません。

今までの自分の言ったことを振り返ると、『言葉の定義』を伝えて理解させることが多かったように思います。

『目的』は、こちらも相手にどう伝えるのがベストなのか考えなければいけないので労力を割かれます。

『言葉の定義』は人によって理解度が異なりますが、言語力の高い人には通じやすいものです。

『目的』を伝え、『言葉の定義』を理解する。

言葉を習得する順番にもいろんな工夫をしていきたいものですね。




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