私流苦しくならない方法
いやだ、と思わないことにした。
今日、仕事で草むしりをする業務を任された。
草むしりは好きなほうではないし、むしろかぶれたり虫が出てきたりしたらいやなのできらいなほうだと思う。
それでも、頼まれたからには断るわけにはいかない。
何より仕事だし。
「今日は午前中に草むしりやろう」
「はい!」
二つ返事とはこのこと。
二手に分かれて先輩と草むしりを始める。
黙々と作業をして数分経った時、意外とそんなに草むしりが苦しくないと気がつく。
いやな作業をいやだと思わないようにしてみることって、
案外行動力を上げるのかもしれないと、その時思った。
草むしりがめんどくさい、いやだと思った感情をなかったことにしてみたことが
正解だった。
仕事に向かうのがいやだ、家事をすることがいやだ、勉強をすることがいやだ。
そんな負の感情を持たなくても、シンプルに考えればいいのではないかと頭で考えながら、両手は草をむしっていた。
仕事に行けばお金が稼げる、家事をすれば後々楽になる、勉強は知らなかったことを知れる。
メリットにしかならない。
それでも、のんびりゆったりすることの幸せを知ってしまっているから
行動することがいやだと思ってしまっていたのだろう。
でもただの作業だ。
何をするにも受け入れることで、苦しさが減るのかもしれない。
バランスよく、しなければいけないことに対して感情を持たない。
全てがいやなことではないのだから。
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