5分で実践可能な成功するMTGのファシリ術

こんにちは。
私は過去にプロジェクトマネージャー(PM)として、小さいものも含めると100以上の新規プロジェクトマネジメントを行ってきました。その経験を活かして、今日は誰でもできるミーティング(MTG)のファシリテーションのコツをお話しようと思います。誰でもできることに絞っているので、ちょっとテクニカルなことはなるべく触れないようにして話します。

100以上のプロジェクトに参加してきたので、開催・参加したMTGの数は数えきれないくらいです(3,000時間くらい?)で、良いMTGと悪いMTGって割と明確で、参加したメンバーの中でも意見が割れることないんじゃないかと思います。

良いと悪いの決定的な違いはずばり会議の目的を達成したか否かですね。

悪いMTGって何かというと、
・そもそも目的が設定されていない
・目的達成のために必要な人がMTGの場にいない
・目的に沿った会話がされていない
・進行役が不在
・時間内に話しきれなかった
・何をやるのかは決まったけど、誰がやるのかは決まってない
・何をやるのかは決まったけど、いつまでにやるのかは決まってない
などなど。まとめると、終わったあとに「何のMTGだったの?これ?」という感想になるのが、いわゆる「悪いMTG」です。

では、良いMTGにするために何をすればいいのか、誰でもできる方法に絞って説明していきましょう!

まず、会議には大きく分けて2種類あると思っています。
①何かを決める会議
②進捗を確認する定例の会議

今日話すのは①です。

■事前準備


・目的とゴールの設定


なんのために会議をするのか、と、どうなれば会議が終わるのか、
を設定しなければいけません。
「え、そんなこと?」と思う人もいるかもですけど、これをしてないMTGが非常に多いです。
(体感5割くらいはそんな感じします)
開催前に明確にしておきましょう。

・必要なメンバーの設定


何かを決める会議なので、決めるために必要なメンバーを集めなくてはいけません。
大きなプロジェクトだと、一つの決定事項でも関わるメンバーが多かったりするので、
事前に誰がいれば決定できそうかを想定しておきましょう。

・議事録の準備(説明資料が用意できるならなお良し)


一番大事なところです。
議事録、というと、発言内容を書いていくものと思われる人もいるかもしれませんが、
何かを決めるMTGにおいて必要なのは
・決めたいこと
・決まったこと
・決められなかったこと
(誰が、いつまでに、何を)
・次のアクション
(誰が、いつまでに、何を)
だけです。これらが全て埋めればよいだけなので、この議事録を画面などに共有しながら話すと話しやすいかなと思います。

さて、ついに本番、MTGがはじまったときの動き方です。箇条書きでいきます!

■MTG本番

・目的とゴールの説明


例:今日は〇〇社から〇〇したいと言われていて、
〇〇システムをどう改修すればよいかを決めるために集まってもらいました!
今日はできれば要件定義までの具体的なスケジュール、最低でもどのツールを使用するかは決めたいと思います!

・議事録(や資料)を画面に映す


皆で同じものを見ながら、できれば決まったことを書きながら話すと、
勘違いが発生しづらかったり、発生したとしてもすぐに修正できます。

・ゴールに達成しなかったとしても、終了10分前になったら議論は一旦終了。


議事録の「次のアクション」のところに、誰が、いつまでに、何をするのかを書いていきましょう。
次のアクションを話してから終わると、きりがよい印象を参加者に与えることができます。

・議事録の共有


MTG中に議事録を書いていると思うので、参加したメンバー全員が見えるところに、
メールやチャットツールなど議事録を共有して、次のアクションについて認識してもらえるようにしましょう。

以上です!自分が開催者じゃなくて、呼ばれた側だったとしても、もし進行役がいなかった場合は買って出るのも良いと思います。誰でもできることなのに、ほとんどの人がうまくやってない領域なので、労力に対して自分の評価が爆上がりです!ちなみに仮に失敗したとしても、率先して行動したこと自体が評価されるべきなので、自信を持って、楽しんでいきましょう!

他にも手法として書きたいことはあるのですが、それはまた次の機会で書こうと思います。(こういう人がいるときはこうする、等、もっと細かい技を書いていければと思います)

それでは!最後まで御覧頂きありがとうございました~!

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