息子が不登校だった時のことを記録/忘れちゃいけない大切な事だから
あれからもう何年もたつのに、今でも鮮明に覚えている。
息子が不登校になり始めた日のこと。
あの時、私がつらい気持ちを受け入れてあげていれば、息子はその後何年も不登校で苦しまなくてもすんだのかもしれない。
でも、あの日々があったから、私はようやく息子の気持ちを、人の気持ちを、少しは理解できるようになったのかもしれない。
なんとか息子を学校へ追いやることができればホッとしていた日々。
周りになんて思われるかが気になって苦しんだ。
そして、もう、この子と一緒に空に消えちゃおうかな、と自然に思った日のことも。
今はあの頃のことをまるでなかったことのようにすごしている。
腫れ物に扱うように接してきた息子が、いつのまにか成人し、はた目からはそんな日々があったことなど微塵もわからない。
そして、ともに苦しんだ私も、いつしかあの頃のことを忘れて、同じ過ちを繰り返えすことも。
息子が私に教えてくれたことは、私を幸せにしてくれる大切なことだった。
なんらかの形で残したいと思った。
不登校。
あれだけの学びの日々を、この3文字の言葉だけで言い表すことなんてできない。
良い思いでであるわけはないけれど、確実に私を幸せにしてくれた経験。
この先私が生きていく中で、家族に、親戚に、近しい仲間に、同じことがおこるかもしれない。
その時、私は、ただうなずいて、寄り添える人間でいられるかな。
原因を探ることは苦しい。
ただ、深く気持ちを感じて不安な思いを共有できればいい。
noteという媒体があったことに感謝している。
私は、あの頃のことを、ありがとうという気持ちをこめて残していこう。
こうすれば不登校が解決した、という内容にはならない。
生活が楽しくなった、
私が幸せを感じられるようになった、
息子は安心した、
いつのまにか雄々しく立ち上がっていた、
そんな話を残していきたい。
そして、もうすっかり元気になった息子を見て今思うこと。
どうせだったらあの時期にこれをしておけばよかったな~
だったり、
ん~こういう可能性もあるよね~💦ということも含めて、まとめていければいいと思う。