見出し画像

2024年上半期(個人的)名レースランキングTOP10

こんにちは、mokomoko競馬です。
 今年も上半期の個人的な感想に基づいたレースランキングをやって行きます。多くのレースで主役不在の混戦模様でしたが、徐々に力をつけてきた馬たちが開花したという上半期だったと思います。皆様もレース映像と共に振り返ってみてはいかがでしょうか?

説明

・期間:2023/1/1~2023/6/30
・対象:日本国内のレース、または日本調教馬が出走したレース(オープン競走以上)

10位

金鯱賞(プログノーシス)

菊花賞を制したドゥレッツァが1番人気のレースでしたが、2000mのスペシャリストであるプログノーシスが5馬身差で圧勝しました。
 個人的に上半期では最も自信を持って勝ち馬の単勝に賭けることができたレースでした。
 プログノーシスは大阪杯をスルーするなどレース選びに難がありますが、ロマンチックウォリアーを香港で追い詰めるなど、G1を勝利するポテンシャルはあると思うので頑張ってもらいたいです。


9位

天皇賞・春(テーオーロイヤル)

 菊花賞ドゥレッツァVS長距離重賞連勝のテーオーロイヤルというレースでしたが後者に軍配が上がりました。去年の勝ち馬が不在で、4歳馬がダービー馬、菊花賞馬が参加したにも関わらず掲示板に乗れないという何とも言えない結果でした。
 しかし、勝ったテーオーロイヤルは過去を遡ってもなかなか見当たらないような純ステイヤーといえる戦績で、特にファンではなかったのですが、応援したくなるような馬だと思いました。そして、古豪となったディープボンドの3着はやはり心に響いたので9位としました。


8位

京王杯スプリングC(ウインマーベル)

上半期の前哨戦はG1クラスの馬同士の対決がほぼ無く盛り上がりに欠けましたが、1400m戦ではここを目標にしてきた国内トップクラスの馬が激闘を繰り広げました。
王道の先行競馬でねじ伏せるウインマーベルに外から異次元の末脚で迫るレッドモンレーヴの対決はハナ差でウインマーベルが勝利となり隠れた名勝負となりました。


7位

ケンタッキーダービー(ミスティックダン)

 2カ国のダービーを制したフォーエバーヤングが米国最大にして偉大なる2分間とも言われるケンタッキーダービーに挑戦しました。当馬を含む3頭がもつれる大接戦となりましたが、惜しくも3着となりました。
 去年のBCクラシック2着もすごいですが、ケンタッキーダービーは米国でも注目度が段違いで、個人的には世界で最も人気のあるレースのひとつだと思っているのでそこで日本馬があわや勝利というところまでいったのは大きいと思います(でも、そろそろ大レースをあっさり勝ってもいい頃かな?とも思っています)。


6位

日本ダービー(ダノンデサイル)

 今年の日本ダービーはかなり混戦となりました。皐月賞馬ジャスティンミラノ、ホープフルS勝ち馬レガレイラ、大器シックスペンスなどが人気となりましたが、勝利したのは皐月賞を回避したダノンデサイルでした。
 横山典弘Jが最年長ダービージョッキーになったり、クラシックに縁がなかったダノンの初勝利がダービーだったりと話題の多いレースでした。また、現地で見た初ダービーでしたがある意味、一生忘れない思い出となりそうです。
 今後ダービー好走組が古馬で通用するかも非常に気になるところです。


5位

NHKマイルC(ジャンタルマンタル)

 例年G1の中では地味な部類のレースですが、今年は好メンバーとなりました。やはり牡牝の2歳G1を勝った馬が揃ったことが大きかったです。ジャンタルマンタルは皐月賞3着からアスコリピチェーノは桜花賞2着からとそれぞれ結果を残した馬の激突だったのでかなりアツいレースだったと思います。
 結果はジャンタルマンタルの貫禄勝ちでしたがアスコリピチェーノも強さをみせていました。上半期は両雄並び立つようなレースが少なかったので人気馬2頭の決着が見れたのはよかったです。
 古馬マイルは混沌としているのでこの2頭が引っ張ってくれることを期待しています。


4位

宝塚記念(ブローザホーン)

 雨が降るのか降らないのかレース前から気になり続けていたレースでした。上半期のレースの中では最もメンバーが揃ったレースだったと思います。
 ドウデュースやジャスティンパレスといった実力上位のドバイ組や大阪杯勝ち馬べラジオオペラがいましたが、重馬場の鬼であるブローザホーンが戴冠しました。
 ファンファーレ後に雨が降り出したのはブローザホーンにとってはまさに天の恵みといえます(私は現地でレインコートも着ないでずぶ濡れでしたし、馬券も外しましたが)。また、推しの菅原JもG1初勝利となり嬉しいかったですね。
 ただ、せっかくの好メンバーだったので良馬場でも見てみたかったという欲と、ブローザホーンの応援馬券を買ってなかった後悔(自業自得)があるので4位とさせていただきました。


3位

皐月賞(ジャスティンミラノ)

 牡馬クラシック第一戦では様々な路線から有力馬が集まった一戦となりました。2歳G1馬2頭も参戦し、例年以上に混戦となっていましたが、最後は共同通信杯を勝ったジャスティンミラノと弥生賞を勝ったコスモキュランダの追い比べとなりました。1;57.1のレコード決着となり、ジャスティンパレスに軍配が上がりました。共同通信杯から実力馬を倒し、そのまま無敗の皐月賞馬となりました。
 皐月賞は力関係が未知の各路線の勝ち馬が集うので個人的に一年で最もレース前にワクワク感があると考えています。また、馬券的にも考えるのが楽しいレースになることが多いです。
 皐月賞・ダービー上位の馬には秋の古馬戦に挑戦して活躍することを期待しています。


2位

安田記念(ロマンチックウォリアー)

 日本最高のマイルレースに現香港最強馬とっていい実力のロマンチックウォリアーが参戦し、見事に勝利を収めた安田記念を2位としました。日本のマイル路線は王者といえる馬がいない状況ではありましたが、昨年のマイルCS1着ナミュール、2着ソウルラッシュなど現状では最高といっていいメンバーでした。着差は1/2でしたがそれ以上の完勝で香港最強馬の力を見せられたと思います。
 近年他国の最強馬が勝つどころか、来日することがそもそもなかったので現地で見れた方は非常に幸運だったと思います。
 ロマンチックウォリアーは天皇賞・秋で再び日本に来る可能性がありますが、その時は日本最強のメンバーで迎え撃ってほしいと思います。ベストの距離の王者に日本馬が勝つ瞬間を見れたら最高だと思いました。


1位

大阪杯(べラジオオペラ)

4歳馬1軍と5歳馬1.5軍の対決となった今年の大阪杯を1位としました。正直なところドバイ組の方が良いメンバーが集まりG1の中ではそれ程注目度の高いレースではなかったと思います。
 しかし、去年のダービーからこの世代で最強だと言い続けていたべラジオオペラがついにG1を勝利したことは私の上半期の競馬では1番大きい出来事でした。
 レースは強い競馬でしたが、勝ち方としてはかなり地味な内容となりました。しかし、これがべラジオオペラの持ち味なので完勝といえます。巷で2着馬の方が強いなど言われていましたが、それほど得意ではない重馬場の次走も先着し誤りを証明しました。
 前哨戦の敗北や4歳馬の不振などで春はそれほど評価されませんでしたが、結果的に春の主役はこの馬(とブローザホーン)でした。秋以降は人気にもなると思いますがまだ成長途上だと思うので世代最強から現役最強にまで上り詰めて欲しいと思います。


まとめ

 以上が私の個人的な名レースでした。皆様はどのレースが一番でしたか?

 上半期を振り返ると4歳馬が不振だったことや、ドバイで一線級が揃って敗北するなど古馬戦はなかなかベストメンバーが揃わなかった印象でした。しかし、昨年から力をつけてきたべラジオオペラ、テーオーロイヤル、ブローザホーンといった馬が前哨戦を使って本番のG1を勝利しました。

 また、3歳は牡牝共に突出した馬はいませんが、各々の条件で強い馬が揃ったアベレージの高い世代だと考えているので秋以降が楽しみです。
 次回は上半期の血統支配率をやっていこうと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?