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タラコの玉の間攻略33 ミスはなぜ起こるのか。

降りなきゃならないと分かっているのに放銃してしまう。その原因はなんなのか。私はそれを論理的に解明しなければならないと感じた。
なぜならば、タラコの人読みや構想力はもう最高レベルに達していた。しかし、その目標に沿った打牌をする制度が低かった。その原因を考えた結果、次のようなことが思い立った。
脊髄反射で切っている牌がある。
手牌を切るときは、普通なら、前頭葉で考えられた私の深い構想を思考を介在させて、切る牌を脳が命令を出しているが。麻雀を打ちなれてくると、この局面は自己都合でこれを切るというのがだんだん脊髄反射でできるようになってくる。そうすると、周りの状況なども見る余裕が生まれる。一方で、その見た状況を踏まえ打牌をするところを、それを介在させず、脊髄反射のみの思考で我々は牌を選んでしまうことがある。これが実は打牌の精度を下げている。では、これを対策するにはどうすればよいか。
そこで思いついたのが、いっぱい自模ってくるたびに、今の状況を心の中で唱える。一回自模ってきたら、上家はダブ東を鳴いていて流れもよいからあがるだろう。ここは放銃率が高い他家との横移動に期待した方がいい。と唱えてからこの手牌を見て見よう。思うだけなら、脳は理解できない。

ここから打5m、4m、6sを選べるようになる。もちろん自分の手牌だけ見たら3p切りの一打だが、全体の状況を見ればこれはハイリスク。

という前置きを踏まえ本局へ行こう。


この局面。私は心の中で次のようなことを唱えていた。対面雀豪1 下家雀聖だけど、平着2.47放銃率13%。2pは危ない筋の中のひとつだが、の一つだが、36mを他家が打ってくれるかもしれない。また、上家も雀豪。このメンツなら連帯は持ち帰りたい。このような心の声を踏まえ、私はこの親立直を打った。


実際この36mは山にいなかった。しかし、36s聴牌の下家がスッと6mを押した。5mを速めに切っていたことも幸いしたのかもしれない。

東1局1本場

ここで心に唱える。安くなりそう。そんなに上がりたくもない。その唱えを受けて9pから切り出す。



ここではカンもあるが、かなり粗点のあるトップだったため、1500に甘んじたかった。和了率が高い面子なら、まだセーフティーリードとはいえないので、槓になる部分もあるが、このメンツなら、大体逃げ切れるという構想だった。


立直1発目4mを持ってきて、8pを切った局面。
ここでも、このメンツには、ここで必死にいかなくても逃げ切れるという思考+ドラも赤も1枚も見えていなく、当たったら立直一発ドラ+(平和or裏or赤orタンヤオ)での7700~8000くらいが平均打点であると推定できるということを心の中で唱えていた。なので降りてみた。


結果3mを止めるも北を自模られた。チーで危険牌自摸を拒否したことで自模られたが、放銃していた可能性のある北だけにOK

東2

トップ目だから安牌持ちたい。678あるということを唱えながら8m切り。



ここで下家索子染めで8sが余ったのかもと唱えたが、これは読み自体が違ったきがする。だとしたら字牌が切れすぎ、しかも、索子2ブロック1雀頭をあの中に内包している可能性は低い。36pターツとかが含まれている可能性も高そうな河。よって1s切りが正着。この平和のみは鉄立直ではないようだ。


裏も乗って跳満は逃したが14s聴牌。ここも、索子と下家をみているため、索子でやめるためのダマとしてしまった。ダマはいいとして、索子でやめるがちょっと消極的に映る。


結果としては加点できた。

東3局。

充分稼いでいるので安い上がりで流したいというテーマを心の中で唱えて東をポン。


ここではくっつきの打6mとしてしまったが、前述のテーマ通りに打つなら打5sモータルも5sを推奨しており、この2枚に案外受け入れの差と良型率の差があるのだなあと認識した。


結果局を進めるのに成功する。



ここで打7m平和のようにダマにできる手牌が欲しいし、そんなにガムシャラに上がりたい局面でもない。


結果は横移動。立直を受けてイーシャンテンだったので、押し引きに苦労しなかった。



この局は流局を目標に掲げており、ここで、2p3連打で気合降り。

大成功の図。


次局も安手で流してくれた。

次局9sポンから鋭い仕掛け。安全度の高い東などの字牌を持って、進行できる。また、安手で流したいという本局の目標に合致している手牌なので、ポンして流しに行く。


これで大分安全圏に。

オーラスは、条件を何度も唱える。
親マン自摸一回は堪え。対面下家に満貫は打てる。対面は跳自摸届かない。連荘されそうになったら差し込みあり。



ここは当然の2p切り。三色がつくのは4s 2sの順番の時だけだが、4s引きでそもそも平和がつくので、それで満足。なので、赤を切らない。



中盤になり、親のダマケア。染めてあるかも、萬子は打たない。むしろ、対面下家に打ちたい。と思っていたらチー。これで完全になにもださない。


副露が入ったので、対面に4pはどうだか打診する。

5mの手だしが入り、美しい5pのさしこみでフィニッシュ。4ポイント得をする黒5p自摸はうれしい。


現在 雀豪1 2203   

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