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【旅行記】大好きなスペイン・マヨルカ島の休暇にて

ヨーロッパは陸続きなので、ドライブでの旅も楽しんでおり、飛行機を利用しない休暇もしますが、今回の休暇は飛行機でマヨルカ島へ行ってきました。

マヨルカ島では、いつも宿泊させてもらっているお友達の所有するマンションにステイさせていただきました。

「マヨルカに行きたいなー」と春くらいから思っていたら、
突然、そのお友達が、
「マヨルカに行ってきたら?マンション空いてるから使っていいよ。」と、
引き寄せが。。。

実を言うと、これにはこういったストーリーがありました。

そのマンションの下の階に、ジプシーのファミリーがドアを壊して空き家だったマンション内に不法滞在しているとのこと。

スペインの法律によると、40日以上(だったかな?)不法であっても、誰かが所有していない場所に滞在した場合は、誰でもがそこに滞在する権利があることになってしまうとのことで。

そんなことあるんだ、すごい人権尊重だけど。

そこで、通常は、マヨルカのその自宅には定年退職したお友達のお母様ステイしているはずなのですが、今ではなんとなく落ち着かなくて、ドイツの自宅に帰ってきているとのこと。

セキュリティカメラは家の中に2、3個ついているし、バルコニーやドアの前には鉄の囲いの備えられていますので、何も問題なさそうですが、どうやら誰かが住んでいないといつ侵入されるか、と不安らしく。

そこで、親戚やお友達の休暇用にお部屋を貸したりしているそうで、私たちもその恩恵を受けたというわけです。

実を言うと、その時今年の休暇はどうしようかな、とまだ行き先を決めていなかったところ。

マヨルカ島なら、出発直前であっても、飛行機のチケットは結構お手頃だし。

さて、まず率直にいうと、マヨルカ島は海も気候も食材も全て素晴らしい。


美しい地中海の野菜たち・アーティチョークなど
現地産のフルーツたち・桃、アプリコット、プラム、なし
マヨルカ産のメロン


ドイツで普通のスーパーにあまり売っていない生のお魚がどのスーパーでも買うことができるのです。

ドイツ生活者にすると大量の魚たち・夕食


そして、今回改めて気がついたことのは、マヨルカ島パルマ空港の障害者用のサポートが本当に素晴らしいということ。今までそこまでの恩恵はどの空港でも受けたことがなかったと思います。


障害者サポートさんたちが着用している
ユニフォームTシャツ


夫は足に障害あり、ゆっくりなら歩けますが、長時間の歩行や立つことが必要となる場合は車椅子を利用することもあります。

サービスはあればもちろん利用しますが、いつもは自分で歩けるから、と遠慮がちです。

今回はマヨルカパルマ空港からベルリンに帰国する際、杖を飛行機に乗せるために、セキュリティーの関係上念の為、事前に夫が障害者であることを航空会社に伝えていました。

チェックインする際にさらにその話をすると、車椅子で空港内を付き添いサポートしてもらえるとのこと。そのご5分くらいすると、女性のヘルパーさんが現れ、車椅子を引いて、搭乗口まで案内してくれました。

しかも、途中、航空会社従業員専用のセキュリティを通過し、まるでVIP気分。

搭乗口に着くと、搭乗口ギリギリ手前の入り口まで連れて行ってくれて、他のサポートが必要な搭乗する人と一緒に、優先クラスの人たちよりも前に並ばせてもらいました。

それから、マヨルカ島滞在中は、身体障害者証明書とかきちんとしたオフィシャルな駐車証の書類がなしでも、夫の歩き方ですぐに障害がある、とわかってくれるため、ビーチ手前の障害者用のパーキングスペースに駐車することができます。

障害証明書は一応、車中に置いておきますが、誰も書類なんかには無関心。夫の足や歩き方を見れば、すぐにわかってくれるからです。

また別の機会に、ドイツでの障害者の生活についてもう少し違う視点からお話しいたします。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます!







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