【ドイツのアビトゥア】模擬試験報告 #2
前回は、高3の長女が今年の4月中旬から受験するドイツの大学入学資格試験の受験科目についてお伝えしました。
そして、2月中旬に、初めて英語のアビトゥア(大学入学資格試験)の模擬筆記試験を受験してきた娘から試験の様子についてを聞きました。この模擬試験の会場は校内ですが、資格試験予想試験を実際の制限時間で解くというもの。
試験の解答時間はなんと5時間で、朝の8時半から始まり、13時半まで。その5時間で、トータルA4ページで14ページにも及ぶ英作文を必死で書いたと言ってました。
アビトゥアの英語の問題は英語の読解問題、翻訳とかではなくて、出題テーマが何項目かあり、選択も可能ですが、英語で自分の意見を述べる論文を書く問題が多いようです。
生徒が主張する意見が良い悪いの判断ではなくて、英語論文の構成の仕方で判定するとのことです。アメリカやイギリスのような英語が母国語である国にもこういう試験ってあるのかな、と思いました。
やはり、ドイツの言語教育レベルはすごすぎる。
そして、3月に入ってからは、数学の模擬試験を受けてきたそう。試験時間はなんとこちらも結構長い、3時間半!数学で3時間半って長いと思うな。私は今までそんなに長い時間の数学や英語の試験を受けたことないです。
さて、その大学入学資格試験科目の数学でも2つの種類があって、娘が受けたのはベーシックレベルの数学、理系大学へ進学するような生徒さんは応用数学みたいな科目を受験するようです。
いわゆる文系の大学希望者はほとんどがこちらのベーシックレベルの数学を受験するとのことです。
ところで、試験時間が長い模擬試験も本番のアビトゥア試験の最中では、水を飲んだり、オーツバーのようなスナックやナッツ類を食べることが許されていますが、ほとんどの生徒さんは問題を解くことに集中してるからお腹も空かないらしく、水を飲むくらいとのこと。
4月からは学校には通わず、希望者のみの学校での補習クラスを受講するか、1人でや友人と一緒に行う試験の準備期間に入ります。この資格試験・高校卒業直前の様子も今後お伝えします。
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