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【ドイツ・アビトゥア】試験2日目・英語筆記試験#6

日本でいえば大学入試のような高校卒業直前に開催されるビックイベント試験である、大学入学資格試験がいよいよ始まり、高校3年生の娘は1回目の演劇の試験に続き、その4日後には5時間に及ぶ英語の筆記試験を受験しました。

さて、この英語の筆記試験は11年生と12年生の英語の授業で習得したテーマからの課題が出題され、英語で自分なりに記事や小説を分析した論文を書くという試験が主です。

試験に出題されるテーマは、環境問題といったようなグローバルな問題、人権とダイバーシティー、メディア、とのこと。

なんだか、すごい。

テーマからして実生活にも役に立ちそうだし、必要事項だけど、近年の世の中にあふれているテーマだからこそ、まとめるのは意外と難しいかも。

さて、本番の英語の試験ではどのような内容の試験が出題されたのか聞いてみると、その中の一つは環境汚染問題についての記事を分析し、英語で論文にしてまとめる課題だったとのこと。

地球環境問題に関しての英語記事を読み、分析。

その記事の公開によって人々にもたらされる良い点と悪い点を分析してまとめ、英語論文を書くというもの。

ティーンエイジャー真っ盛りZ世代の彼らにとっては今まさに、いや今後彼らの未来に降りかかってくる問題であるために関心度が高く、こういった問題を分析、思考して、考えを主張したり、まとめたりすることは難しいものではないとのことで、試験勉強していても楽しいかも。

そういった試験対策はどうやったの?と娘に聞くと、自分でこのテーマについて使用するであろうボキャブラリーをなんとYou tube やTikTokからも取り入れてまとめていたようです。

現代社会を見つめるような試験問題も役に立つ内容だと思います。しかも、SNSからの知識を大いに活用ですね。

そういえば、私のドイツ語検定試験(Test Daf)もこういう系のテーマの自然に関してとか、地球環境問題に関してだったな、ということを思い出しました。

その論文の構成やグラマー、そして使用しているボキャブラリーのレベルや使用の仕方などを総合して評価されるとのこと。

試験の評価については、通っている高校の英語の先生たち1人だけではなく、数人で評価するとのことですが。

さて、英語の筆記テストは無事終了しましたが、採点評価の点で一つ気になることがあります。

それは添削する先生によって、点数が大幅に違うことを最近になって発見したことです。

ケンブリッチ英語検定でC1を、英作文でネイティブレベルであるC2レベルを昨年に習得した彼女でも、担当の英語の先生の採点が厳しいらしく、学校の英語のテストは満点を取れないと、昨年から嘆いていました!

そして、先月になって一度試しに、親友の英語の先生の添削した英語のテストと自分の英語のテストは担当の先生が違うため、添削した2つのテストの採点基準を比べてみると、なんと大きな違い・開きがあることが判明。

お友達のテストはグラマーミスが多いにも関わらず、グラマーミスがほぼない長女のテストより点数が良かったのだとか。

このように点数だけで評価される社会もまだまだ続くだろうから、辛いけどこれは認めるしかないのですね。

大学入学資格試験の評価は娘が通う高校の英語の先生たち1人だけではなく、数人で評価するとのことですが、結果はどうなるか、楽しみです。

結果は後ほどお知らせします。

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