監理団体職員のつぶやき。
こんにちは。
私は技能実習の監理団体の職員ですが、たまには仕事の話を書こうと思いました。というか、単に私の愚痴や戯言になるかもしれません。
監理団体職員と言っても私は日常的に技能実習生とやり取りをしているわけではなく、私はどちらかと言うと裏方の仕事をやっています。仕事の相手としては、技能実習生を受け入れてくれている企業様(実習実施者様)はもちろんですが、機構(外国人技能実習機構)や、入管(出入国在留管理局)といった、どちらかといえばお役所相手の仕事をしています。
お役所相手の仕事で一番のストレスと言えば、やはり書類の煩雑さです。技能実習生を受け入れて、実習を継続していくためには日々大量の書類を作成して機構や入管に提出しなければなりません。書類の内容に不備があると、機構や入管から電話がかかってきて、ここをこう修正してください、というようにその都度指示を受け、それに従うことになります。不備の内容も、実習内容にかかわるような大きな修正もあるし、ちょっと一か所チェックを入れ忘れただけ、と言った本当に些細なものまで様々です。
今、技能実習制度を廃止して、新しい育成就労制度を実施するために国が準備を進めているところですが、裏方の仕事としては、当然ですが、それにも対応していかなければなりません。新制度ではどのような書類をどこに提出しなければならないか、現状の技能実習生が育成就労に移行するにはどのような手続きを経ればよいか、など、情報を調べながら対応してくことになるかと思います。
ちなみに、この仕事で最新情報の確認先としては、外国人技能実習機構のホームページ、出入国在留管理庁のホームページ、などです。この2つのホームページは毎日欠かさずチェックして、何か最新情報がないか、気にしています。極端なことを言えばこの2つのホームページに必要なことはすべて記載されている(はず)なので、素人でも自分で調べながら監理団体職員と同じような知識を得ることができると思います。でもまあ、業務としては実際にやってみないと感覚的なことは分からないとは思いますが。
慣れてくると、膨大で煩雑な書類の中でもどこを確認しておけばよいか、なんとなく感覚が研ぎ澄まされてきます。必ずしも書類のすべてを詳細にわたってチェックしているわけではないです(笑)。何しろ書類の量が膨大なので。
あと言い忘れましたが、私は特定技能の登録支援機関の職員でもあります。技能実習には監理団体が関わるように、特定技能では登録支援機関が関わってきます。うちの団体は監理団体であり、登録支援機関でもあります。基本的には技能実習を終えた人が特定技能に移行していくので、両者は一体であるともいえます。
そんなわけで、今回は私の仕事内容についてざっと書いてみました。技能実習、特定技能、そして育成就労については多くの人の関心を集めているところだと思うので、たまにはこんな感じで書いてみるのもいいかなと思いました。また気が向いたら色々と書くかもしれません。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。