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2024年12月韓国旅行記0 務安国際空港での事故を受けて、はじめに。

新年明けましておめでとうございます。
昨年末から韓国に旅行に行ってきまして、昨日1月3日に帰国しました。
本来なら1月4日に帰国する予定でしたが、予定が1日早まりました。その経緯も含めて、今回の旅行記を書きたいと思います。

まずは12月29日に務安国際空港で発生した航空機事故による犠牲者の皆様、ご家族、関係者の皆様に謹んで哀悼の意を表したいと思います。お悔やみ申し上げます。

私は昨年末12月28日に成田空港発、務安国際空港行きの便に搭乗して韓国に入国しました。私の乗ったジンエアーのフライトは当初の予定よりも約4時間も遅れて、務安国際空港に到着したのは12月29日の午前3時ごろでした。空港から木浦までのバスは6時20分まで無かったので、そのまま空港で仮眠をとって、6時20分のバスで木浦へ向かいました。その約2時間40分後に務安国際空港での大惨事が起こってしまいました。

私は木浦のホテルへチェックイン後、しばし仮眠をとって正午ごろに街歩きに出かけました。務安国際空港で事故が発生したことを知ったのはホテルを出て何気なくスマホでニュースを見た時でした。務安国際空港で航空機事故が発生し、搭乗者の大半が死亡した、というニュースでした。えっ?という思いと共にしばらくの間その場で立ち止まってスマホの画面に釘付けになりました。なかなか事実を受け入れられない自分がいました。信じられない、信じたくない、といった思いでした。ついさっき自分が到着したあの空港で、大事故が起こって大量の犠牲者が出ているというのは、自分にとって恐ろしい事実でした。なんだか、自分が今生きているのが単なる偶然にように感じられました。事故機に乗っていた179名は死亡して、私は普通に観光旅行を始めようとしている。その差はなんだろう、なんでそのような違いが生じるのだろうか?考えてみても、答えは、偶然としか言えませんでした。彼らは運悪く、偶然死亡し、私は運良く偶然生きているといった感覚でした。飛行機に乗って何事もなく離陸して、空を飛んで着陸するということは、当然のように行われているけれど、当たり前のことではないだな、という気がしました。世の中の不条理を目の当たりにしたような気分でした。

私の旅行はその後何事もなかったかのように続きましたが、ただ一つ影響があったのは帰国の便でした。予定では1月4日に務安国際空港から成田空港行きのジンエアーに乗る予定でしたが、当然というべきか、この便は欠航となってしまい、務安国際空港発の振替便もなかったため、務安国際空港から帰国するのを諦めて、予定を1日早めて1月3日にソウルからの便に乗って帰国しました。ソウルからの便はたくさんあるので、予定通り1月4日の便でも良かったのですが、1月3日にソウルの宿の予約をしていなかったのと、航空券の値段の関係で1月3日の便にしました。そんなわけで昨日帰国して、現在に至ります。

とにかく、普段は忘れているけれど、この世の中は不条理なことも起こるのだということを痛感させられた旅になってしまいました。一体どうしてこんな事故が起こってしまったのだろう。いくら考えても、いくら原因を究明したところで失われた命は帰ってきませんし、どうにもなりません。今生きている私としてはただ、亡くなられた179名の皆様、一命を取り留めた2名の乗務員、ご家族、関係者の皆様、すべての方に向けて哀悼の意を表するのみです。

謹んでお悔み申し上げます。

事故発生の約6時間前に務安国際空港にて撮影。


https://www.jejuair.net/ja/main/dark/index.do


最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回から通常の旅行記を書いていきたいと思います。


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