トルコ旅行記6 ブルサ街歩き。ブルサ市博物館。コザ・ハンでトルコ絨毯購入など。
トルコ滞在6日目、ブルサに来て2日目の朝。
ブルサ市博物館は入場無料で見学できる。
ところで、イスタンブールからブルサまではフェリーを利用して来たわけだが、明日はどうやってイスタンブールに戻ろうか、と言うのがちょっと気になっていた。というのは、フェリーに乗るためにはブルサ市街地からバスに乗ってムダンヤ港まで行く必要があり、そのバスにどこから乗ればよいかが分からなかったから。ブルサに来た時にバスを降りた場所から乗ればよいような気がするが、どうもバスの向かう方向によって乗り場が全然違うみたいで、どこから乗ればよいか分からなかった。
しばらく街をさまよってバス乗り場を探して、バス停は見つけたが、果たしてそのバス停に目的のバスが来るのかどうか、もし来るとしても時刻も分からない。(おそらくバスの本数はとても少ない。)
迷った挙句、明日、イスタンブールへはフェリーではなくて、イスタンブールまで直接向かう長距離バスに乗っていくことにした。地球の歩き方によると、長距離バスターミナルまでは38番の市内バスに乗れば行けるという事だったが、現在は長距離バスターミナルまでトラムに乗って行けるみたいだったので、トラムで行くことにした。
コザ・ハンでブラブラしていると、座ってタバコをふかしているおばちゃんから日本語で話しかけられた。おや、と思って自分も足を止めておばちゃんとしばし日本語で雑談をする。おばちゃんは日本に留学していたとかで、日本語がとてもうまく、また日本についてとても詳しい。日本人の友達もたくさんいるらしい。大塚駅がどうのといっていたので、留学中そのあたりに住んでいたのかもしれない。
まあちょっと座ってチャイでも飲みながら話そうという感じになり、自分も同じテーブルに腰かける。まあ、日本語で向こうから話しかけてきたという時点でほぼ100パーセント商売か何かだろうと分かるが、でもおばちゃんと日本語で雑談をするのは面白く、とりあえずだらだらとおしゃべりをした。
おばちゃんは、ここブルサのコザ・ハンで商売をしているとの事ですぐ目の前におばちゃんのお店があった。途中おばちゃんの友達もやってきて、3人でテーブルを囲んだりした。
ケバブ食べる?とおばちゃんに聞かれたので、ちょうどお腹も空いていた私は食べたい、と返答した。おばちゃんはその辺にいた知り合いか何かに頼んで、すぐにケバブがテーブルに運ばれてきた。
話が一段落したところで、まあ私のお店をのぞいて行きなよ、といういつもの流れになり、おばちゃんのお店に入った。店内には色々なシルクの製品や、トルコ絨毯やらが展示されていた。奥の部屋に入って、おばちゃんはトルコ絨毯について色々と教えてくれた。これはすべて手作業で織っていて、1つ作るのに半年はかかるとか、この絨毯は見る方向によって色合いが変わるとか。
色々聞いているうちに自分も、まあ1枚や2枚トルコ絨毯を買ってもいいかなと言う気になってきた。どれにしようかな、と物色していると、おばちゃんが勧めてきたのは日本円にして1枚4,5万円はするものだったので、私の経済力ではさすがにそれはすぐには買えないので、もっと安いのを提示してもらった。
結局、1枚350TLのを2枚と、お土産用の小さなものを2枚購入することにした。全部で確か880TLとか、それくらいだったと思う。日本円だとまあ、5000円くらいかな。これくらいなら、まあお土産と思えば買える金額ではあったので。クレジットカード払いだと手数料が高いので、キャッシュで払ってほしいとの事だったので、ちょうどキャッシュの持ち合わせもあったので、キャッシュで支払った。
おばちゃんは、コザ・ハンの出口まで一緒に来て見送ってくれた。
まあ、お土産にトルコ絨毯も買えたし、ケバブもご馳走になったし、おばちゃんとの話も楽しかったし、なかなか楽しい経験になった。こういうのが一人旅の楽しさでもある。
というわけで、このままホテルに戻ってブルサ滞在2日目が終了した。明日はイスタンブールに戻る。
続く。
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