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支援はシンプルに考える
今週、ケース会議が1件。
放課後等デイサービスの人と、お母さんと、学校と。
子どもが、学校からの手紙をお母さんに渡せず、
お母さんが叱る。それに子どもが口答えする。
エスカレートし、親子関係が破綻しそうであると
ディの先生からの提案で、ケース会議となった。
プリントを出しても
「早く出しなさい」「いつのプリント?」
とお母さんは言ってしまうため、出しても出せなくても子どもは叱られてしまうという悪循環。
家でプリントを出す場所なども決めてはいたけど、機能していないとのこと。
お母さんに対しては、学校からのお手紙はメールでも配信しているので情報はそこでキャッチしてほしい。
ことと、
とにかく出したらほめてほしい。せめて、オッケーマークをだしてあげてほしい。
とお伝えした。
(強化されないと行動は維持しないのだけど‥ほめるのが難しそうです)
ディの先生は、
「大事なお手紙あるときに、ランドセルにお宝マークを付けてほしい」
ということをお願いされた。
もう一人の通級担当は、
「わかりました」
といったんは受けました。
この先生は、もうすぐ産休に入られます。
代わりの先生はいないので、私が2つの通級担当になるのですが、
「え?私がするの?・・・できないかも」
と思ったわけです。
担任の先生の意見の返し方が素晴らしかった。
「いや、それは違うと思います」
とキッパリ話し、新たな方法を出された。
担任の先生は、子どもの特性をよく理解し、
本人をその会議の後半に参加させ、
「家でランドセル開けるとき、どこ見る?」
と実際にさせながら、確実に見える場所にプリントを入れることを促しておられた。
それは持続可能な支援なのか?
本人にとって意味があるのか?
シンプルに考える
大事だなと思いました。
支援する=なにかグッズを作る、声掛けする…
大人が関わる案が多い中、
それでも本人ができることを模索することこそが、
支援であると改めて考えることができました。
(子どもの実態によるのは大前提です)
私は、次の日の帰りの準備をする頃、教室をのぞいて
「お手紙はあるの?」
と聞きました。
「いれたよ」
と見せてくれました。
めちゃくちゃほめました。
これが私の仕事です。とりあえず。
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