iPhone アプリを自分でつくる 1.
はじめに
趣味でiPhoneアプリをつくっているのですが、最初のアプリを作成するまでに学習の仕方がわからず苦労したことも多々あったので(というか今も苦労していますが)簡単なアプリ作成までを記事にして、どこかでお役に立てればと思っています。
使用するのはSwift(スイフト) / SwiftUI(スイフトユーアイ)です。
Swiftは2014年、SwiftUIは2019年に発表された新しいプログラムで簡潔で書きやすいように工夫されています。
またMacさえあれば無料で自分用のアプリが作れてしまうのでプログラミングを少しだけかじってみたいと思っている方にもSwiftは最適だと思います。
プログランミングをしたことはないけど興味があってMacパソコンを持っている方で自分でiPhoneアプリを作ってみたい方ならどなたでも簡単にできます。
必要なもの
Macパソコン。プログラミングをやってみたいという興味。
iPhoneは? … 必ずしも必要ではありません。Macパソコン上のシミュレーターで作成したアプリの動きを確認することができます。
学習の進め方
開発環境を整える。Xcode(エックスコード)の基本的使い方を学びます。XcodeはSwiftでアプリを開発するために開発環境をつくってくれる便利なアプリです。
Swift の基本的な知識をXcodeのPlayground(プレイグラウンド)で学びます。Swiftはアップルが開発した主にアップル製品のためのプログラミング言語です。Swiftという言語を使って計算したりデータの取り扱いかたを練習します。Playgroundというのは、Xcodeが持つSwiftの練習場といえる環境です。
SwiftUIを学びます。SwiftUIはSwiftで処理したデータを画面に表示したり、ユーザーが画面に入力した情報を受け取ってSwiftに渡したり、ユーザーとの接点(User Interface インターフェイス)をとりあつかうUIフレームワークと呼ばれるものです。自分で記入したコードをXcodeのCanvas(キャンバス)とよばれるスクリーンに表示させてデザインを確認しながらコードを書いていきます。またシミュレーターアプリを起動させて動きをチェックしていきます。
アプリを作成します。アプリを作り始めようと思ってもどこから手をつけたらよいのかわからないものです。アプリの種類によって違いますが小さなアプリを作成する場合に参考にできるような記事を書いていきます。
アプリを作成した後にコードを整理したり、機能面を改善していきます。プログラムを改良していくのも楽しさのひとつです。
すこし複雑なアプリの作成に必要な知識を確認していきます。
今回の第1回目は Xcodeを準備する(環境構築を行う)です
言語によっては環境構築すること自体が難しく、コードを書く前の段階で嫌になってしまうこともありますが、Swiftの場合はMacにXcodeをダウンロードするだけで済んでしまうので安心です。
1. Xcodeの入手
MacのApp StoreでXcodeを検索して入手ボタンでダウンロードを開始します。ダウンロード終わるとインストールが開始されます。
なおインストールする際にどの製品の開発をするか聞いてきたらmacとiOSのみチェックでOKです。(macはデフォルトでチェックがあり外せなくなっている)
Xcodeは2024年10月29日現在ver 16.1が最新となっています。
Xcodeのダウンロードだけでしたらmacの保存領域に10GBほどの空きがあれば大丈夫?かと思いますがその後のインストールではさらに空きが必要なので十分な空きをつくっておいてください。
ダウンロードとインストールの所用時間はmacOSを更新する際の時間程度はみておくと良いと思います。通信環境によって相当変わると思いますが、特にディスクの空きが少ない場合はインストール途中から動かなくなる状態が続くこともあるので注意してください。
2. Xcodeの始め方
Xcodeを立ち上げて左上のFile - New - Playgroundと選択していきます。
Swiftの基礎を学ぶ際にはこのPlaygroundにコードを書いて練習します。
playgroundを選ぶとtemplateがでてきますが、Blankを選んでください。
なおblankの上にはiOSとmacOSの選択項目がありますが、どちらでもかまいません。
Nextをクリックするとsave as と表示されるので、ファイル名をいれて保存先をセットしてCreateをクリックしてください。
playgroundが表示されました。
iOSを選択した場合は1行目にimport UIKitの表示、macOSの場合はimport Cocoaの表示になります。これはSwiftを記入したときにコンピュータ語に翻訳するソフト(UIKit , Cocoa)を取り込む(import:インポートする)ためです。
Xcodeの設定
その都度説明していきます。
Fileの保存
自動的に保存されますが、File - Save または Command + s で保存できます。
playgroundの終了
File - Close Playground を選択します。
Xcodeの終了
Xcode - Quit Xcode でXcodeを終了します。
再度ファイルを開くには
File - Open からファイルを探すか、File - Open Recent で最近開いたファイルを選択する。
今回はSwift / SwiftUI でプログラミングを開始する準備まで紹介しました。
次回から実際にSwiftのコードについてみていきます。
まとめ
Swift / SwiftUI は新しい言語なのでプログラミング初心者でもはじめやすい。
Swift / SwiftUI はMac さえあれば始めることができる。
iPhoneアプリ作成に興味のある方は一緒に学んでいきましょう!
次回2回目はSwiftの変数について理解していきます。
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