ニッキ7日目 12月17日
今日は午前中に軽めの面談を一件、13:00から出勤。重めの単純作業。この業務だけは、音楽聴きながら作業することが許されているので、まあなんとかできるかできないかってところ。でも私はその作業が実はとっても得意で、終わりました〜と報告すると先輩に「天才?」と褒めてもらえる。先輩は私が褒めて伸びる子だということをよく知っている。
先輩が退勤前、この前の旅のあれこれを喋ってくれた。行程まで事細かに、全部。先輩は頭がいいから、てっきり要点をかいつまんで朗々と話すものだと思っていた。でも、先輩も私みたいに、物事を端から端まで話したいことがあるんだな〜と思って嬉しくなった。端から端まで話さないと、伝わらないディティールというものが、ある。
休憩時間で下の本屋で立ち読みをしていた。エッセイ。エッセイが好き。難しい本よりも!エッセイ大好き。昨日湯船に浸かりながら最果タヒさんの「恋できみが死なない理由」を読んだ。気持ちよく眠った。さっきは生活のエッセイを読んでいた。欲しい。私の平凡で愛らしい生活は、はたして今日読んだエッセイのように愉快に文字になったりするんだろうか。今私は金欠なので買わないけど、下の本屋はエッセイの品揃えがとてもよく、嬉しい。
文章を書きたい、という気持ちがだいぶん表面に出てきた。この前zineで文章を書いてから、人に読まれる、という実感を得た。それは小っ恥ずかしいようで、読んで!と言い切れないんだけど、私がエッセイを読んでふふってなるように、心の端っこがじんわりあったまるような文章を書けたらどんなにいいだろうと思う。大前提、私は私のかく文章が好きである。でも独りよがりにはなりたくなく、とりあえず人の文章を読む頻度を増やしてみている。柴田聡子さんのエッセイも好き。私は彼女の音楽だけでなくて魅せている限りの内面まで好きなんですね〜
この前尊敬する大人に、「いつか本を書いてほしいなと思うくらい、〜」と言われた。その時はそんなご冗談を、うふふとしか思わなかったのだけど、今になって小さく喜んでいる。枕詞であったとしても!あなたのその言葉は、私が文章を書きたいと思い踏み出すかもしれない一歩の理由になり得るんですよ、と思った。
出勤前に食べたでかおにぎり。じゃこを炒ったものを混ぜた!美味しかった!むせた!帰省が待ち遠しい。