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西洋医学と東洋医学の違い

日本では明治時代までは、東洋医学が主流であったと言われている。
江戸時代から少しずつ西洋医学が導入されていった。

西洋医学・・・自然科学にあり、分析的な考え方を基本としている
身体の組織や器官に対して解剖学を重視して客観的な評価基準が元に診察を行い、疾患名を判断する。
局部の変化に対して評価を行う
身体や心が一定の状態を保つことが健康であると考えられているため、正常値や基準値が定められている
そのため基準値や正常値から離れている場合は、異常と判断される
正常値や基準値に戻るように薬等を用いて処置を行う


東洋医学・・・自然哲学にある。西洋医学と違い、正常値や基準値というものがない。客観的に診断基準ではなく、五感を重視する。身体の一部ではなく全体を見ながら判断を行う。治療に関しても薬等ではなく、その人が持っている自然治癒力を高めることをベースに考えらえている。そのため個人差が生まれる

二つの得意不得意
西洋医学・・・急性期や外科的治療、感染症などの処置に
       対して優れている

東洋医学・・・慢性期や診断のつきにくいものや精神疾患、
       未病に対して効果を発揮する


*「未病」とは病院に行くほどではないが、何か身体の調子が良くない状態や
       病院に行っても数値的なものは問題ないが調子が優れない状態をいう



西洋医学の問題点


西洋医学では、正常値や基準値に対して目がいきすぎてしまい、個人差を見ることが少なくなっていると感じる。本当に必要なのか問題視されるような薬を飲んでいるケースもある
医者に言われると日本人は疑うことなく、その薬をずっと飲み続けてしまう
基準値や正常値がその人にとって、最も良い状態なのか少し疑問に感じることがある

東洋医学の問題点


東洋医学は、基準値がないため色々なものが曖昧になっている。診断方法も脈診や腹診などがあるが、診察する人によって全員が同じ状態と判断することが難しい。
そのため宗教的やエセ医学だと言われることがある

将来性

現在日本では医療費にお金がかかりすぎているという問題がある
この解決方法としても、西洋医学と東洋医学の二つが良い関係性を持ち、お互いが補完しあえる環境になっていくと未病に対して処置することができるようになり、健康の維持、向上が期待できると信じている

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