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十四の夜

ちん語呂マニーお買得やな珍語炉まにーお貝とくやな

つきが真夜中におそらのいちばんたかいところまうえをとおるそのとき

瓦やねのしたから男声でそうくりかえすのをきいた
そのこえは
くりかえすときえるようにどこかへいった
ほうぼうの鳴き声を一声とききちがえたのかもしれない。

光が静かに隣家の屋根にあおぐ晩やのことでございます。

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