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災害時施設内での感染対策②
発災から9日 介護者の皆さんも利用者の皆さんも本当に疲れていると思う
被災されている介助者が多い中、それでも仕事を続けている皆様に
感謝したい
だからこそ、利用者の健康管理を行うと同時に介助者自身の健康管理にも注意してほしい
昨日は、施設内での基本的感染対策と嘔吐・下痢などが起きた場合の対策について書いた
今日は、呼吸器系のインフルエンザとコロナについて書いていく
施設内での感染対策は通常と異なり難しい
その理由は昨日書いているので気になる方は見てほしい
施設内でも日常的にマスクの着用(鼻マスクにならないように)、介助した場合は利用者ごとに手指消毒の実施を書かせていただいた。施設内では通常と異なりマンパワーの不足もあり1か所あるいは2か所と利用者の方を集めてケアしていると思う
風邪様症状が見られたら
発熱者、鼻水、咳など風様の症状が見られた場合
①コロナやインフルエンザの検査キットがあれば検査
②可能であれば、別の部屋に移す
と書きたいがこれはほぼ不可能ではないかと思う。段ボールやパーテションがあるなら、カーテンの代用として囲うことでもよい
③換気
コロナの時には随分言われたが、換気をしてほしい ただでさえ寒い中ではあるが今できることとして一番効果があるかもしれない
④脱水にならないよう水分補給を 通常よりむせやすいのでゆっくりと注意して介助
⑤医療者が来たらすぐに診てもらう
肺炎が起きている可能性
コロナやインフルエンザでは肺炎の併発も危惧されるため、息がハカハカしていないか、唇や手先の爪が紫色になっていないか注意してほしい
もし酸素飽和度の測定器やアップルウオッチなどあれば測定してほしい
酸素飽和度が95%を切るようであればすぐに医療者に連絡を
その間、少しでも呼吸が楽になるように
右・左本人の楽な方に向けてほしい どちらを向いても苦しい場合は
少し上体を上げるといい