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股関節唇ってどんな役割があるの?②
おはようございます!ジョイントフィットネストレーナーの中尾量です。
今回は股関節唇(こかんせつしん)の役割について紹介していきます!
股関節に悩みのある方だと、一度は聞いたことのある言葉だと思います。
今回はその股関節について詳しく説明していきますね。
前回の記事も合わせてチェックしてみてください!
股関節唇の解剖についておさらい
![](https://assets.st-note.com/img/1684568969212-X9k6v2lOOs.jpg?width=1200)
まずは股関節と股関節唇について簡単におさらいしていきます。
股関節は骨盤側の臼蓋(きゅうがい)というカップと、大腿骨頭のボールで構成される関節で、動きの自由度が高いぶん、不安定な関節であるともいえます。
そのため、股関節唇が存在することで股関節を構成する表面積や体積を増やし安定性を増やす役割があります。
さらに、股関節唇が吸盤のように股関節を密閉することでさらに安定性を高めているという役割があります。
では他にどんな役割があるのでしょうか?
密閉することで、軟骨に栄養を効率よく共有している
また股関節唇の役割として、股関節を構成する軟骨への栄養供給の役割があります。
密閉することで軟骨への栄養を運ぶ滑液が貯留して均一に広がり、より軟骨へ満遍なく栄養を供給することができます。
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料理をする際に、ジップロックなどで下味をつけるために密閉してタレを染み込ませると思いますが、それをイメージして頂けるとわかりやすいかもしれません。
この機能を股関節唇のsealing機能と呼びます。
以上、股関節唇の役割について紹介してきました。
股関節のはまりを良くして安定性を高めるだけでなく、栄養を供給する重要な組織ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました!