QUEENの「妹たち」
皆さんには憧れのきょうだいはいますか?
長子の方だと、お兄さんお姉さんが欲しかったでしょうか?末っ子だと弟妹が欲しかった、なんて。ありますよね。
さて、QUEENのメンバーには「きょうだい」はいるのでしょうか?
ブライアン・メイ以外の3人には、みんな妹がいるんですよね。
フレディもロジャーもジョンも、お兄ちゃんなのです。
では、ブライアンはどうなのかと言いますと、ブライアンは一人っ子でした。
しっかり者のブライアンこそお兄ちゃんぽいな、と思うのですけどね。
そんなブライアンはもしかすると、きょうだいに憧れていたのでしょうか。
それも、彼を除く他のメンバーには「妹」がいるということで、妹がいたらなぁ、なんて考えていたのかもしれませんよね。
いえ、考えていたのです!
ブライアン本人が「妹を持つことに憧れていた」と語っていました。
そんなブライアンが暴走しちゃった曲があるんですよね。
妹欲しさのあまり、妄想が行き過ぎて、いないはずの妹へ宛てた曲を作っちゃったんです。
◆「Sail Away Sweet Sister セイル・アウェイ・スウィート・シスター (To The Sister I Never Had) 」Queen
(曲名に「僕にはいない妹へ」としっかりと補足してあるところか切ない)
この曲を聴いて、まさか架空の妹だと誰が思うでしょうか。
兄、ブライアンから架空の妹へ送る曲。そんなブライアンの妄想が産んだ曲をご紹介しますね。
その歌詞がこちらです。
こんな歌詞から始まります。
妹を気遣う優しい兄ぶり発揮。
妹は少女から大人の女性へ近づくナイーブなお年頃のよう。
妹の自立を応援する兄、ブライアン。
「僕の半分くらい君を愛してくれる」ってとこがちょっと重い。兄、ブライアンはどれだけ愛しているというのか。
突然様子が。
兄ブライアン、架空の妹を束縛してた説。
↓ラストはこちら。
妹への愛が止まらない!
…こんな兄、重すぎるだろう、ブライアン。
という、ブライアンの「架空の」妹への愛がたっぷりと詰まった曲です。心なしか悲哀漂う曲。
妹に憧れを抱いていたブライアンの兄妹像はこんな感じだったのかな。
もちろん、ボーカルはブライアン。
途中一部フレディが歌っています。
妄想の中で兄になりきる、ブライアン・メイのこんな曲です。
◆Sail Away Sweet Sister (To The Sister I Never Had) Queen