茶道具の作者
画像の水指、どうやら丹波焼き?(わっ菱形は珍しい!)とヤフオクで落札しました。
失敗でした。普通水指などは釉薬の掛かっている部分を、手前・正面に据えます。
ところがコレは、釉薬を横に掛けています。水屋に置くと社中はほぼ全員、クスリの垂れた所を正面にします。
そうすると、蓋の摘まみが怪しい位置に。一寸捻っただけの、簡単な摘まみなので扱い難い。
まあ釉薬を横にしても、蓋は取り難いのですが~
(この作者、お茶を知らないね。点前する人の事、考えていないもの)
断定しました。
昔恩師三田富子先生が「茶道具をつくるには、茶道の知識が無ければ」
と仰せになったのを、今更思い出しました。
渋くて魅力的な水指ですが、使い難い品でもあります。