初釜式
例年当地茶道協会では、二月の第一日曜日に初釜を行います。一月中は、各社中での催しが有る為です。
この二月と言うのが難しく、既に正月気分は消えています。ですから余りに目出度い道具も、出し難いのです。
以前は各流儀の持ち寄りで、道具を組みました。しかし此が混乱の元、棚一つ取っても共通の品は少なく…
以来O流とU流が交互に、道具を出します。
今年は我々の番なので「手桶水指」を使う事にしました。O流には華やかな朱塗の品が有ります。対して我々は、殆ど真塗です。
10代認得斎のお好みに「朱塗黒箍」が有りますが、こちらはO流よりハルカニ地味な印象です。その為か、まるで写し物も見ません。
真塗の水指なら、薄茶器を陶器にしたり・炉縁を違う塗にする楽しみがあります。
さていよいよ、道具組も大詰めです。2日は天気予報が、雪マークで心配です。