若い茶道人

ある時、若い方々の主催する茶会に
招かれました。

雛祭りに近い日なので、そんな取り合わせかしらと推察。案の上床には「桃花笑春風」の一行。

読み易い御字です。花入れには、水が満々と張られています。花は無しでした。
亭主の説明によれば「軸に花が有るので…」との事でした。同行の茶友は、えらく感心した様です。

私はその点には触れず、話はお菓子に。帰路「ねえ、花入れに花無しなんて、洒落ていると思わない!」話しかけます。

(いいえ、貴女や私の様な高齢者の取り合わせならば、あのやり方も良いでしょう。でも若いヒヨッコ茶人が、やるのには反対。やはり若い人は楷書の、お茶をして欲しい。おかしな所を、大人の真似しないでね~)

わたしも頭が固くなったのか?頑固になったのか!それともスリランカじゃなく、正論なのでしょうか…