茶の湯稽古場から 炭手前
永年疑問のままですが、他の点前と違い炭だけ「手」の字を使うのでしょう?
炭手前を指導していると、どうも注意ばかりが多くなり…
一番には「湿し灰が少ない」です。大振りの灰器を出して置いても、灰はちょっぴりだけ。
(貴女どうしてもっと灰入れないの?)こう聞くと「前の先生が、灰は作るのが大変だから、丁寧に使う」と指導されたとか。
全く困った事です。たっぷり盛られた湿し灰は、茶事のご馳走なんですがー
もう一点は「枝炭が挟めない」です。
U流では初炭では、枝炭を三本挟むのですが。所が一本しか挟めない・力を入れ過ぎて割る・人が続出。
(炭斗に炭を組む時に、挟む事を考えて入れる)こう教えていますが、不器用なのか不器量なのか!
炭手前の時間は、気が抜けません。