着替え
幼少の頃から、肌着を替えるのは朝でした。
「どうせ寝ている間に、汗をかくから」が、一緒に寝ている祖母の言い分でした。
それ以来ずっと朝派です。冬場は少しヒンヤリするので、覚悟?が必要でした。
ある晩ふと昔の光景を、思いだしました。
前の夜寝る前に、肌着を毛布と掛け布団の間に挟んで置きました。こうすると翌朝暖かくて、着替えも楽でした。
ふと時々、私の肌着を祖母が抱いているのを
思い出し胸が一杯になりました。
中学に上がるまで、祖父母の間に「川の字」に
寝ていました。誠に幸せな幼少時代でした。
毎朝着替えの度に、そんな事を思い出しています。年が寄った功徳でしょうか?