
柄杓と蓋置
柄杓を蓋置に置く時、怪しい音のする方がいます。柄杓は置くと言うより、引くのであって…
上から叩きつける様にすると、ポンと音が。どちらか言うと、カッと聞こえると良い?
その昔「柄杓はもう一つ蓋置があるつもりで、向こうから手前に引きなさい」と教わった気がします。
怪しい音の原因の一つに、柄杓・蓋置ともに濡れていない、が有ります。竹蓋置はたっぷり濡らし、上の柄杓が乗る部分は布巾。ほかは雑巾(わが社では、建水拭く布)で、拭います。
また柄杓を構えて、しっかり蓋置の正面を見ない人多し!
竹の景色・陶器や金属でも、正面を確認したり、在判を見たり…
私は茶会で先ず最初の、この柄杓蓋置の扱いに注目します。この部分だけで、師匠の指導・お点前さんの(チカラ)が理解出来ますから。