育休中に孤独を感じたら?〜人とのつながりと幸せ〜
総務省統計局が2022年に公表した人口動態調査の結果によると、女性の平均結婚年齢は29.4歳。わたし自身も、結婚したのは、30歳のとき。そして、第一子を出産したのは、32歳のときでした。
出産後は、初めての細切れ睡眠や授乳、夜泣きへの対応など、無我夢中で赤ちゃんに向き合い一日があっという間でした。しかし、ある程度自分なりの子育てのリズムができてきたとき、どこかフッ…と孤独感を感じる瞬間がありました。
似たような感覚になった方もいるのではないでしょうか…?
人とのつながりがない状態
今思えば、大学卒業後、ずっと会社員として勤めてきた間はあった「会社での人とのやりとり」、またプライベートにおける「友人とのやりとり」など、絶えずあった『人とのつながり』がほとんどなくなったからだったのかもしれません。
育休中においては、「赤ちゃん、夫、実家の母」など、わたしが接する人間関係が限定的になったのです。
人とのつながりが幸せにつながる?
ここから、前野隆司さん著書「実践ポジティブ心理学」から、人とのつながりと幸せの関係性について触れたいと思います。
狭く深い関係だと同じ話題になりがちですが、幅広い関係だと自分の知らない世界の話を聞けて刺激を得ることができます。また、狭く深い関係、例えば会社の同期だと「出世」など気にかかることがあるかもしれませんが、幅広い関係、例えば環境が全く異なる相手だと比べる必要がないため楽観的になれるということのようです。
「人とのつながり」は、当たり前にあるときには気がつきにくいですが、実はあなたの「幸せ」につながっているのです。特に幅広い人間関係はより「幸せ」を感じやすくなります。
孤独を感じたら新しいつながりに踏み出す
育休中はどうしても接する相手が限定されがちで、孤独を感じて、苦しくなることがあるかもしれません。
そんなときは、気になる講座やセミナー、場所へ出かけて、新しい「人とのつながり」を育んでみる!1つのおススメ方法です。
何故なら、「人とのつながり」、特に新しい人=幅広い人間関係は、あなたの幸せの一つにつながっているからです。
小さい赤ちゃんがいると、なかなか外へ出ていくのは難しいですが、今はオンラインで受けられる講座やセミナーも、昔に比べて増えています。実際わたしも第一子のとき、気になる講座などをオンラインで受けることで、普段接しない人と話して刺激を受け、充実した気持ちになりました。
ただ、赤ちゃんとの生活は、体がどうにもならないほどクタクタで疲労していることも多いと思いますので(わたしは出産後半年間ほどはクタクタでした…)、ご自身の心と体と相談しながら、「新しい出会い・つながり」を模索してあげてくださいね。