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フィリフヨンカとチーズケーキ

今日は以前ノートに書いていた自作の小説を載せます。ノートには、日経WOMANの付録のLAURA ASHLEYの万年筆(ブルーブラックインク)で書いてありました。にじみが好きです。この小説には、ムーミンの原作に出てくる、フィリフヨンカが登場します。私の大好きなキャラクターです。
以下、稚拙ですが良ければお読み下さい。

幸せな日というものがあります。
それは、夕方にスフレチーズケーキを食べた日です。分け合うから、おいしいのでしょうか?
ふわっとしていて、じゅわっ、しっとりとした口どけでした。
おいしかった。
フィリフヨンカは考えます。これは一時(いっとき)の満足に違いない。この後夜が深くなるにつれて、だんだんとさびしい気持ちが深まってきます。
昨日は昼からヤな気持ちで心で泣いていました。今日はどうでしょうか?
薬が効いてくれるといい。フィリフヨンカはこの後ひまだなァと思います。
気持ちが夜まで大丈夫かは、夜になってみないと分かりません。しかし日々は無常です。
大丈夫な日も、そうじゃない日もあるでしょう。
フィリフヨンカはもうすぐ種族と離れて1人で暮らし始めます。たった1人で、今でさえ扱いに困る『ひま』、今後はもっとぼう大になる『ひま』を、どう過ごして行くのでしょうか?でも、たまに夕方、1人でスフレチーズケーキを食べるといいかもしれません。

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