黄昏時に想う
今日は何をするでもなく過ごしてしまった…
最近、午前中に用事が入ってないと出歩かなくなった。もともと午前中はアクティブなほうではなくて、なんとなく過ごすことが多かったのだけど、ここのところ、朝起きて、考えがまとまらなくてウダウダしているうちに昼になってしまう。で、腹は減るので昼食を取る。すると眠くなる。つい昼寝…自分は何をやってるのだろう?
気分転換のつもりで散歩に出たら、雨がパラついてきたので引き返してきた。
頭を切り換えて、しばらくアイディアの整理のためにメモしてみる。脈絡の無いものでも何かには使えるだろう。
外を見ると雨も上がっているので、日没までの間、散歩のやり直しに出かける。ただ無心に外を歩くのは楽しい。
帰り道、ふと空を見上げると、雲はすっかり秋の雲、遠くの山もだいぶ下まで色づいてきた。
それにしても日が暮れるのが早くなった。ときおりすれ違う人の顔すら見えない。黄昏時とはよく言ったものだ。
昼と夜の境目、逢魔時、現代社会で完全なる暗がりに包まれることは稀だ。物の怪(もののけ)の類いも、さぞかし棲み家に困っていることだろう。
現世(うつしよ)に棲み家を失った物の怪(もののけ)たちは何処(いずこ)へ?
恐らくは人の心の闇の中へ…などと、そんなことを想うのであった。
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