脳腫瘍の愛猫との1年間のお話 4
そんな中、1人の女性獣医師が電話できちんと話を聞いてくれた。べべが暴れん坊であること、今困っていること、往診の先生をうまく探せないこと。
その先生がべべを診てくれることになり、藁にもすがる気持ちで主人と動物病院に行った(細かいことは割愛するが、大変だった。。)。
早速、べべは車の中でうんちを漏らしている。
「先生、すいません。。。」、「出るものは出るんだからしょうがないですよ」と先生が言ってくれた。涙が出そうだった。ありがたい。看護師さんが汚れたお尻をきれいに拭いてくれた。優しい。。
1時間ほどべべを預け、ありとあらゆる検査をお願いして、病院を一旦離れた。
迎えに行ったベルは暗い部屋で静かに唸っていた。怒っている。怒っているぞ。先生大変だっただろうなあ。。
「軽い膀胱炎ですね。あとはまったく問題ありません。」
外部に検査の分析を出した項目もあったが、病院内でわかる範囲の診断は膀胱炎。そっか、だからトイレを忌避していたのか。水きちんと飲ませないとな。水場増やそう。そう考えた。まだ外部の検査の結果が出ていないものの、レントゲンやエコーでの検査に問題が無く、ほっとした。
よく頑張ったね、べべ。
抗生物質をもらってお礼を言って病院を後にした。