「集うことで得られる勇気」を届ける。ユーザーコミュニティ立ち上げの目的と事例のお話し
リンクアンドモチベーションでモチベーションクラウドのユーザーコミュニティの企画運営をしています。
まだまだ駆け出しですが、
約1年ほどの期間でユーザーコミュニティを育て、小さく実りつつあるのでその過程の気づきを書いていきたいと思います。
ユーザーコミュニティを立ち上げ!って何するの…
私たちのお客様である、モチベーションクラウドのユーザーは、主に人事部の方や、経営企画の方が多いです。
組織戦略を検討されたり、組織施策を実施されたりする方々がメインです。
モチベーションクラウドで明らかになる組織の状態を「どう改善するか?」は各社のこのユーザーの皆さんにかかっているのです。
もちろん、当社のコンサルタントやカスタマーサポートが担当のお客様を支援しますが、とはいえ目の前の社員・管理職・経営陣と日々接するのはユーザーの皆様です。
ですが、目の前の社員の皆さんは仕事で忙しい…なかなか協力を仰ぐことが難しい…という声をもらっていました。
わたしたちが併走することに加えて、
お客様同士で、「こんな風に伝えたら協力してもらえたよ!」「この役職の人を味方にしたら推進が進んだ!」などのリアルな話を共有したり、相談に乗ったり、時には励ましあったり出来たら…と思い、ユーザーコミュニティを立ち上げよう!ということになりました。
とはいえ、、
何から始めたらいいものか…という状況でした。
どんなコミュニティにする?
手始めにコミュニティに関する情報収集からスタートしました。
コミュニティについて書かれた書籍から概要やセオリーを習得しつつ、
コミュニティに特化したサービスを提供する企業の無料セミナーにも参加させていただきました。
(現在もいくつか参加させていただき勉強しています)
とはいえ、自社のお客様のことももっと理解しなければと思い、
既存のお客様に直接お話しを伺いに行ったり、社内の別部署のいくつかにもヒアリングに行ったりしていました。
当社内でも既にコミュニティと言えるような、お客様との交流の場を持っているチームがいくつかあり、とても勉強になりました。
そのうえで、
「学ぶ、つながる、高めあう」のキーコンセプトを元にして、
弊社のお客様であるユーザーにとっても、弊社サービスにとっても、フィットする形でのユーザーコミュニティを創っていきたい。
そのために、まずは小規模なイベントを実施して、お客様のニーズを探ろう!となりました。
実際に、数社から意見を頂戴して分かったことは、
最初の成功がつかめるまで時間がかかった
組織づくりに正解がないので難しい
ということでした。
どんなイベントにする?
モチベーションクラウドを使って進めている取り組みに、自信をもって継続していただきたい。
迷っていることがあれば、明日から使えるヒントを得ていただきたい。
そんなイベントにしたいと考え、
当社のサービスを長くご利用頂いているお客様をお呼びして、最初の成功をつかむまでの経緯をお話ししていただくことにしました。
「先輩事務局に聞く! 組織作りのヒント」と題して3社のユーザーに登壇いただき、
モチベーションクラウドを導入してからの歩み、
乗り越えた困難のエピソード、社内のモメンタム創りについて話していただくことにしました。
イベントの後半では、参加いただいた企業を数社ずつグルーピングして、
交流会と称して、意見交換タイムを設けました。
コミュニティ、コミュニティイベントで必要なこと
イベントは好評を頂き、今後の改善点はありつつも成功を収めることができました。
「自社でも試してみます」「参考になった」という声を多くいただいたことから、イベントとして伝えたかったことが伝わった!と感じられて、とても嬉しかったです。
一方で、「励まされた」「ひとりじゃないと思った」という声も頂き、
イベントのトークテーマ、コンテンツそのものだけではなく、集まって交流したことによって、勇気づけられることもあるんだ!という気付きがありました。
もちろん「役に立つ情報」も必要ですが、
コミュニティには「集うことで得られる勇気」を届けられる価値があるなと確信出来ました。
弊社サービスに限らず、ユーザーの皆様が前向きに課題に取り組んでいただけることで、好転することが多くあるかなと思います。
その前向きさを引き出し、勇気づけ続けるために、わたしたちは今後もユーザーコミュニティを続けていきたいと思います!
来年はもっと多くのお客様に場を提供できるよう、頑張っていきます!