🇦🇺の家賃、高すぎ。
こんにちは。
シドニー3ヶ月目になる佑多です。
シドニーは日に日に寒くなり、昨日ヒーターと加湿器をついに揃えました。
あとはダウンを買えば、冬はなんとかなる・・・はずです。
さて、周知の通りオーストラリアは物価が高いです。恐ろしく。
渡航前に調べたシドニーの物価は1.6倍、とかだったんですが、体感2倍以上あります。
物価が高いと家賃が高いです・・・(給料も高いけどね)
ある日ふと、どうしてこんなに家賃が高いんだろう?と疑問に思いました。
例えば東京だと月8万円も払えばそれなりの家に住めますが、シドニーは週300ドルが平均以下のスペックの家くらいのイメージです。350ドルがいいところ、みたいな。
(私は金欠大学生で、東京に住んだことはありません。)
もちろん、ロジックとして「物価が高い→家賃が高い」は成立していると思いますが、他にも原因があるのでは?と思って調べたのでまとめていきます。
基本的な情報を整理する
まず今回比較するのはシドニーと東京で、1オーストラリアドル=100円で計算します。
そして人口・面積・人口密度は以下の通りです。
こう比べてみると東京の忙しさ、シドニーのデカさが分かりますね。
直近10年の物価上昇率と家賃上昇率と賃金上昇率も調べました。
文化的な違い
この二点も大きな違いでしょう。
駅員が乗客を電車に詰め込む「通勤ラッシュ」を、シドニーではまだみてません。(通勤時間は立っている乗客も出てきますが)
土地代への影響
その結果、土地代が大きく異なっていました。
こちらは住宅用地の1平方メートルあたりの価格の比較です。
千代田区に人って住んでるのか・・・?とか思いましたが一旦スルーします。調べるまでこんなに差があるとは思いませんでした。
一軒家とマンションの数を比較
シドニーの郊外を歩いていると、マンションをみる機会は東京よりぐっと少ないです。そのため、一軒家とマンションの数をシンプルに比較してみました。
人口は3倍(人口密度は1500倍)違いがあると考えると、「足りてない」と言えるのではないでしょうか?
不動産投資額の比較
金融については詳しくないのですが、どのくらいマンション運営に資金が投入されているかを調べるために比較してみました。
年間不動産投資額(2023年)です。
投資されていない=需要がない、と判断していいかもしれません。
結論、じゃあなぜなのか?
結局は「分散型社会で車社会である」ことが原因だと思います。
多くの人が郊外に住んでいるため、土地代が安い郊外では東京より簡単に一軒家が建てられるのでしょう。そのためにマンションの数で比較すると大きく少ない。
郊外に多くの人が住む以上、マンション市場が小さいのも納得が行きます。
多くの人が住みたいところにマンションはできますから、その投資額が小さいとマンションができるスピードも遅くなりますし、家賃が高くなります。
その結果割を喰らうのは「車を持っていない貧困層」ということになるのでしょう。
車を持たずに都市部にアクセスするには電車(もしくはバス)で移動しなければならず、やはりそのエリアは車で行ける範囲に比べて限られます。
多くの人(もちろんワーホリや大学生も含む)がアクセスがいい場所に住みたい、と需要過多になります。
一方でそれ以外の人、中流層より上は郊外に住めるので、結果的に投資リターンが低くなり不動産投資にお金が回らず、供給不足。家賃は高いまま。
以上のように考えました。
あと関係するかな、と思ったのは海外は建て替える文化が強くないこと。
住宅寿命が数倍違うので、建て替える文化がそもそもなく、それも不動産投資の少なさに影響しているのかな?とかも感じました。
以上の内容は「ただ気になって調べただけ」の備忘録です。
「なんでこんなに高いねん!!!!」って思った人が、暇つぶしくらいで見つけたらいいな〜。
全てのデータの回答はGeminiに生成してもらいました。
論文やレポートを書く、くらいのアカデミックになるとソースが怪しいですが、noteに書くくらいのカジュアルな内容だと予想以上に使いやすかったです。おすすめです。
シドニー、家賃下げてくれ!!!!!!!